妊娠8カ月【28~31週】お腹の赤ちゃんの成長

産前・産後

臓器は細部までも完成形に近づき、肺以外は新生児と同じくらい発達しています。
誕生後に備えて、呼吸の練習を始めます。
赤ちゃんは横隔膜を上下させる、呼吸に似た呼吸様運動をし始めます。
これは外界に出たときの呼吸の動きに似ています。

妊娠28週の赤ちゃん

目鼻立ちがはっきりして表情も出てきて超音波写真からも生まれてくる
赤ちゃんの顔立ちが想像できるでしょう。
胎盤の位置や状態、子宮口、羊水量もチェック。
胎盤が子宮口にかかる前置胎盤の診断は28週以降にされます。
羊水量はピークになります。

妊娠29週の赤ちゃん

赤ちゃんの胸あたりの断面で、心臓の中に左右の心室と心房が見えます。
心臓の各部屋の大きさ、弁の動き、心拍数なども超音波でチェックされます。
この時期、医師は赤ちゃんの成長具合や子宮の状態を見るほか、逆子かどうか、
へその緒の状態を確認します。

妊娠30週の赤ちゃん

発育での個人差が目立ってきます
超音波画面には体の部位のアップしか写りませんが、
赤ちゃんはゆったりと体を動かしているでしょう。
大きめ赤ちゃん、小さめ赤ちゃんといった発育の個人差が目立ってきます。

妊娠31週の赤ちゃん

このころから胎児の体重は、直線的に増えていきます。皮下脂肪もついて、少しふっくらしてきます。
超音波検査で外性器がはっきりと見えることも多くなりこれまで見えなかった人も性別が確認できるチャンス。
また、一般的に女の子の外性器は、おしり側から見たときにわかることが多いでしょう。
女の子の外性器は比較的28~33週ごろに見えやすく、男の子の外性器は臨月まで
見えることがあります。


妊娠8ヶ月ごろの赤ちゃん

[身長]:約43cm
[体重]:約1800g
[重さの目安]:牛乳1リットル入り約2パック