生後9~10ヶ月 みんなの疑問 Q&A

生後9-10ヵ月みんなの疑問 産前・産後
はいはいの後につかまり立ちをすると良いと聞きます。つかまり立ちが早いと良くないですか?

はいはいはひとり歩きに至るまでの通過点です。必ずしもしないといけないものではありません。
赤ちゃんの個性ですので心配しないで下さい。
はいはいをせずにつかまり立ちをする赤ちゃんもときどきいます。
はいはいをあまりしなかったからといって、手足の筋肉が弱くなるとか、転びやすいお子さんに育つとかの心配はありません。はいはいよりもたっちのほうがおもしろく好きだっただけでしょう。
問題はありません。

おんぶをする時期が長いとO脚になってしまいますか?

この頃もそうですが2才6カ月ごろまでの子どもの足は0脚気味で、2~5才ごろにはX脚になります。
これは足の発達上良くあることでそのうちまっすぐな足になります。
おんぶと足の形に関連性はありませんので好きなだけ、おんぶしてあげて良いです。
赤ちゃんが歩く上でも、とくに支障はありません。

■赤ちゃんの足の変化
<2才6ヶ月>
赤ちゃんはだいたい、2才6ヶ月ごろまではO脚です。足(つま先)は、内側に向いています。

<2才~5才>
2才を過ぎるとX脚気味になります。 赤ちゃんの関節が緩く、筋肉が弱いことが原因です。
     
<6才~>
3才半を過ぎると再びX脚は少しずつ治り、6才ごろには、ほぼまっすぐになります。

歯ぎしりをすると、歯並びに影響がありますか?

この時期の歯ぎしりは指しゃぶりと同様、一つの癖のようなものです。
そのうち自然に治まりますので安心してください。
精神的なストレスとも直接関係はないようです。そのため、無理にやめさせる必要はありません。
また、歯並びが悪くなることや歯がすり減るなどの影響を心配しなくても大丈夫です。

離乳食をほぼ、噛まないで飲み込んでいます。大丈夫ですか?

離乳食を与えるスピードが早いと赤ちゃんの口の中にまだ食べ物が残っていて、よく噛まずにごっくんと飲み込む癖がついてしまうことがあります。
赤ちゃんの口の動きをよく確認して「もぐもぐしようね」と声をかけてあげて下さい。
目の前でママがお手本を見せて、口を動かしてみせてあげても良いでしょう。
また、あまり噛まない子には離乳食のかたさや粒の大きさを見直してみるのも、一つの手です。     

昼間に興奮しすぎると、夜泣きをするって本当ですか?

興奮と夜泣きの関係については実はよくわかっていません。
昼間にパパと激しく体を動かす遊びをしたり、知らない場所にお出かけしたりして強く興奮すると夜泣きする赤ちゃんもいるようです。
しかし、本当に関係があるのかどうか解明はされていません。
家庭の考え方にもよりますが興奮させない事を考えて楽しい遊びを制御する必要はないでしょう。

そろそろ泊りの旅行に行きたいです。赤ちゃんを連れて行っても大丈夫ですか?

小まめに休息がとれる、赤ちゃんに無理がかからないスケジュールを組んで下さい。
この時期は、基本的な生活リズムを身につけさせる時期です。
旅行先でもできる限り普段の食事や、おふろなどの時間を同じ時間帯にすることをお勧めします。
また、温泉なら刺激の強い成分の温泉は避けて下さい。もちろん、温度にも注意をする事。
外出先は危険がいっぱいなので、目を離さないように心がけて下さい。

むし歯は、人から人へとうつるって本当ですか?

赤ちゃんの口の中にはもともとむし歯菌は存在ないと言われています。 
しかし、むし歯菌を持っている大人が自分の使った筈などで赤ちゃんに食べさせると、むし歯菌がうつってしまいます。大人の箸やスプーンの使用を気を付けましょう。
大人が噛んだ食べ物を与えるのも同様です。
また、食べ物が口の中に長くあるとむし歯になりやすくなります。
規則正しい食事も心がけて下さい。
歯、むし歯菌、食べ物、時間。この4つがそろうと、むし歯へのリスクが高まります。 

フォローアップミルクは、必要ですか?

フォローアップミルクは鉄分が強化されているミルクです。9カ月以降にママの判断で取り入れてる家庭もあります。補助的な役割ですのでフォローアップミルクは必ずしも必要ではありません。   
離乳食でほうれん草や小松菜、レバーペーストなどの鉄分を多く含む食材を食べれていたり、おっぱいを十分に飲んでいるならフォローアップミルクを取る必要はありません。

パパを見ると大泣きしてしまいます。

パパの顔を見ると大泣きするのはパパが仕事で忙しく平日触れ合う時間が少ない赤ちゃんに多いようです。人見知りの一種なので、触れ合いの時間を増やして遊んであげて下さい。
パパと過ごす時間を多くすると、だんだん慣れてくるはずです。
少々泣かれても休日などには思いっきりパパにお世話を頼んで、たっぷり遊んでもらいましょう。
赤ちゃんもパパとの時間を楽しく過ごせるようになるでしょう。

ママへの後追いはいつまで続きますか?

後追いの激しい赤ちゃんは、それだけママとの絆を求めているということです。
ママが目の前からいなくなると不安になるのです。その気持ちに応えてあげましょう。
後追いも必ずしなくなる日が来ますので赤ちゃんの気持ちを受け止めてあげてね。
1才近くになるとママの姿が見えなくなるとしばらく泣くものの、あっさりその状況に納得して泣きやむ子も見られるようになります。