生後9~10ヶ月 赤ちゃんとのコミュニケーション

産前・産後
この月齢の遊びのポイント

   ・まねが大好きな気持ちを、遊びに取り入れよう
   ・遊びながら語りかけ
   ・脚の力を使った遊びをしよう

ママのまね遊び

赤ちゃんは毎日大好きなママ・パパの動きをじっと観察しています。
そしてだんだんまねするようになります。
これは目で見たものを自分の体で再現するという複雑な脳の働きによるもので、遊びの中で刺激を受けます。最初は優しい動き。うれしいときなど一緒に拍手をしてみて。
ママ・パパがうれしくて拍手をすきると赤ちゃんもまねして拍手するという優しい動作。
一緒に喜び合いましょう。続いては頭をちょんちょんと触って見せてみましょう。
うでを上にあげる動きから、指でちょんちょんと頭で手遊び。
ママ・パパの動きを見てまねして手を動かせるようになってきます。
上手に出来たらほめてあげましょう。
よその人にバイバイができないなど心配しているママさんも中にはいますが、こういった遊びから動作をまねていきます。あいさつは無理にさせようと思ってもできるものではありません。
バイバイやバンザイなど、動作を赤ちゃんに、楽しそうに見せると、赤ちゃんも楽しそうにまねをするものです。日ごろからよその人に楽しそうにあいさつをしている姿を見せてあげて。

ヘビさんハンカチ

ママへの愛着が強まるころでママが離れるのを感じると、不安になり後追いをする赤ちゃんが多くいます。そんな時期に追いかけっこで遊びましょう。大きめのハンカチやスカーフの端を持って「にょろにょろ」と楽しく言いながら、左右に揺らしてへびのように動かし誘ってみましょう。
はいはいをしながら、ハンカチの方へ運動ができます。

遊びながら言葉のおべんきょう

言葉はまだ話すことが出来なくても、赤ちゃんの中には、日ごろから聞いている言葉が、だんだん溜まっていっています。言葉の意味も次第にわかってくる時期でもあります。
これまでと同じように、遊びながら、いっぱい言葉をかけてあげましょう。
いろいろな動きと一緒に、言葉を添えてあげると、自然と言葉の意味を理解してくるでしょう。
また、赤ちゃんの気持ちに共感する言葉をママ・パパが代弁することも良いでしょう。
共感が得られた喜びから、伝えようとする意欲も育ちます。   
語りかけのコツの一つは、「実況中継」。「赤ちゃんへの語りかけがマンネリで・・・」などと悩むことはありません。赤ちゃんの様子を楽しく実況中継するように話すだけでも効果的です。

パパペンギン

この頃はだんだん脚力がついてきます。つかまり立ちが出来る子もいるでしょう。
パパの足の甲の上に赤ちゃんの足を乗せて歩く楽しさやバランスをとる感覚・リズムなんかを遊びながら伝えましょう。パパの足は大きいので安心して遊びができます。
遊ぶ際は、腕のつけ根をしっかり持って「おいっちに」とリズミカルに進みましょう。
前進したり、曲がったり。きっと喜んでくれるはずです。

手が届く範囲が広がるとき。事故防止策を。

この頃からつかまり立ちができはいはいも出来るので、赤ちゃんが届かなかった、高い場所の物が手が届くようになります。
行動範囲も拡大しますので部屋中に危険がいっぱいです。セーフティグッツなどをたくさん使い危険な個所を減らしてあげましょう。
朝の見かけの暑いコーヒーや引き出しの中のはさみなど、口に入れて危険なものも近くに置かないように気を付けて。
昨日届かなかった所に今日は届くようになります。階段やキッチンにはベビーゲートがおすすめです。