生後8~9ヶ月 みんなの疑問 Q&A

産前・産後
離乳食を食べる量が、十分に足りているか心配。

離乳食を食べる量が少ないとしても、この時期は心配ありません。
この時期の栄養の中心は、まだおっぱいやミルクですので、あせる必要はありません。 
体重がその子のペースで増えているなら、
また、日中ご機嫌で元気があるのであれば、問題ありません。
食べる量には、個人差があるものです。
夜に何度も起きておっぱいを欲しがらなければ大丈夫です。

粒が大きくて固いと、食べてくれません。

そろそろ食べることに慣れてくる頃です。
舌と上あごでつぶすような口の動きが見られるのもこの頃です。
ですが、無理強いはいけません。
離乳食は、赤ちゃんの発育の様子に合わせて、少しずつ進めていければ良いです。
まだ栄養の7~9割はおっぱいやミルクから取れています。
少しずつ、かたさや粒の大きさに慣らしていきましょう。

離乳食で食べた野菜が、そのままうんちに混じります。

離乳食で食べた野菜や肉など、食物繊維の多い食べ物は、消化機能がまだ未熟ですので、
そのままうんちに出る事があります。
未消化のものがうんちに出ても、機嫌がよくて元気なら、気にする必要はありません。

離乳食を切り上げようとしても、まだ食べたいそぶりを見せます。

この時期は、まだ消化器官の発達が十分ではないので、
食べ過ぎると赤ちゃんの体に負担がかかります。
多くても子ども用茶碗1杯くらいに、とどめておきましょう。 
それ以上に欲しがるようでしたら、抱っこして気持ちをそらし、落ち着いたら
おっぱいをあげましょう。おっぱいやミルクは、好きなだけ飲ませてあげてください。

ひきつけ(けいれん)が癖にならないか心配。

体質により、ひきつけを起こしやすい赤ちゃんもいます。
この場合は、医師に相談をしてください。

一般的には、急激な熱上昇に伴うけいれん(熱性けいれん)は、
通常1回の発熱時に1回だけで、5分以内に治まります。
再発率は30~50%、約1/3の赤ちゃんは2回以上繰り返すといわれているように、
ひきつけを起こしやすい赤ちゃんもいます。
ひきつけを起こしたときは冷静に対処し、その後の対処方法や予防策については、
かかりつけの医師に相談しておくと安心です。

頭をよく振ります。これは癖ですか?

頭を振るしぐさをする赤ちゃんは、決して珍しくありません。
単なる遊びかもしれませんし、遊びが癖になっているのかもしれません。
通常時でしたら問題ありませんが、風邪をひいたあとに頭を振っていたら、
中耳炎の心配があります。
気になるようなら一度、耳鼻科で診察をしてもらいましょう。

突然、大きな声を出します。

赤ちゃんが興奮して、かんだかい声を出すのは、珍しくありません。
まだ言葉が話せないので、赤ちゃんなりの意思表示でしょう。
表現したい気持ちがあり、ママに何かを伝えたいのでしょう。
優しく話しかけてあげて下さい。

これも個性であり、この時期大きな声を出していても、発育が進むとともに、
1カ月程度で治まります。
心や体の発育上、とくに問題はないので気にすることはありません。

部屋の中にいるときは靴下ってはかせてますか?

基本的には、はかせなくて大丈夫です。 
この頃、はいはいや、つかまり立ちなどの動きの邪魔になることも考えられます。
もともと赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、靴下をはいていなくても、
寒いと感じていません。
最近の家は、フローリングの部屋が多くなり、しもやけの赤ちゃんが増えているので、
冬の季節であれば、足の裏の温度や足裏の色を見て決めましょう。

ストローで飲めるようになるのは、いつごろですか?

この頃から、コップで飲む練習は始めていても良いでしょう。
コップで上手に飲めるようになると、ストローも使えるようになるので
あせらず、ゆっくり進めていきましょう。 
紙パックの麦茶などを、タイミングよく押してあげると、コツがつかめだんだん上手になります。
これも、個人差があるので、この頃にできていなくても気にしないで下さい。