生後8~9ヶ月 赤ちゃんとのコミュニケーション

生後8-9カ月赤ちゃんとのコミュニケーション 産前・産後
この月齢の遊びのポイント

   ・たたく、転がす、投げる。手を動かそう
   ・記憶も発達してきます。かくれんぼも楽しめる
   ・はいはいなどで全身の筋肉を使った体遊び

 空き箱太鼓

 おうちにある段ボールや空き箱を用意しましょう。 
 段ボールの角やふたで、手を切らないよう保護の為、ガムテープで留めておきましょう。
 お菓子の箱などでも良いですね。  
 手で太鼓のように、たたいて遊びましょう。 
 最初はママ・パパが手を添えてあげて楽しくリズミカルに。
 自分がたたくと変化するものには、とてもおもしろさを感じます。 
 音や振動も良い刺激になるでしょう。
 慣れてきたら、ママ・パパと赤ちゃんとで、太鼓の音で会話するように、
 交互にたたくとより楽しいでよ。
 1つの箱をたたき合うやりとりも、立派なコミュニケーションになります。
 お話が苦手なパパも大丈夫です。
 たたく、つかむ、転がすなど、遊びの中で、動きも多様になります。発育に大切な遊びです。

 おうちでかくれんぼ

 人見知りがピークになるころですが、それは、ママ、パパなど身近な人への愛着心が強くなり、
 記憶力も発達してきた証拠です。
 一緒にいる部屋の中で、かくれんぼを楽しめるようになってきます。
 押し入れや、見つかりにくい場所にかくれるのではなく、
 わざと少し見えるようにソファなどに隠れて、名前を呼んだり、
 「ママ、ど~こだ?」などと声をかけてみましょう。 
 赤ちゃんが見つけれると、喜びにかわります。何回か繰り返す事で、記憶力にもつながります。
     
 また、ママが隠れるのではなく、ハンカチやタオルで、
 おもちゃを隠して「ど~こだ?」でも良いです。
 その際、ハンカチから、少し見えていても良いでしょう。 
 「あれ、どこ行っちゃった?」と声をかけて。隠れたものを探しましょう。

 はいはいごっこ

 少しずつ、はいはいや、ずりばいで移動できるようになってくる時期です。 
 それを遊びに取り入れて、ママ・パパと追いかけっこしましょう。
 ポイントはママ・パパも赤ちゃんのように、はいはいで移動すること。 
 赤ちゃんをまねて、はいはいで誘って「おいで?」と誘ってあげてみましょう。
 ぬいぐるみやパペットで誘っても良いみたいです。
 赤ちゃんが近づいたら、わざと逃げて「今度はこっちだよ~」と誘ったり、
 遊び慣れてきたら、逆にママが赤ちゃんを追いかけても。
 今度はママ・パパが逃げる赤ちゃんを追いかけてみましょう。 
 追いついたら抱き締めてあげると、心のコミュニケーションになります。
 「よく追いついたね~」「すごい、すごい」などといっぱいほめてあげて下さい。
   
 はいはいは、ママやパパがやってみると、かなり難しい運動です、
 歩くよりも全身の筋力を刺激し、いい運動になります。
 中には個人差もあり、はいはいをしない赤ちゃんもいます。 
 ずりばいや、ごろごろと移動するのも十分、運動になるので、ずりばいに変えて遊んでみましょう。
   

 段ボール箱のトンネル

 段ボール箱の蓋と底を広げて、トンネルを作って、そこをくぐるのも簡単で楽しい遊びです。
 ママがトンネルの反対側から誘ってみるとはいはいでくぐってくれるかも。 
 段ボールの留め金具や紙でけがをしないように、
 ガムテープやビニールテープで保護をし安全に遊びましょう。

 ボール落としゲーム

 ママ・パパがやわらかいボールなど弾むものを落としてみましょう。
 ものを落として、それを拾う遊びです。
 落ちたボールを目で見て、それに合わせて手を動かすというのは、結構、難易度が高いことです。
 ほんの少し難しいことは、赤ちゃんにとって逆におもしろく感じて挑戦していきます。 
 ボールのように、はねたり、転がるものは、動きも楽しめるため、お勧めです。
 慣れてくれば、赤ちゃんがボールを落としてもいいかも。  
 ボールに代わるものを見つけ、いろいろ挑戦してみましょう。