生後7~8ヶ月 赤ちゃんの成長

産後

体:おすわりが安定してきて、手指の動きがさらに発達します。

両手で支えなくてもしばらく間、背筋を伸ばして座れるようになります。
赤ちゃんが振り向いたり、何かの拍子で倒れる事もあるので、過信しすぎないように注意が必要です。

おすわりで遊ぶのを喜ぶ赤ちゃんが増えてきます。
中にはお座りしたまま、目の前のおもちゃを取り、元に姿勢に戻って遊ぶ子もいます。
手指の動きがさらに発達し、親指とそのほかの指ではさんで、ものを持てるようになります。

お座りがしっかりできるようになってくるので、B型のベビーカーが使えるようになります。
B型ベビーカーは、新生児から使えるA型のものと異なり、簡易かつ軽量に作られている事が多いです。

この頃の赤ちゃんの体重は、7kgから10kgぐらいになるので、ベビーカー本体の重量も加えると、15kg以上になる事も多く、ぐずり始めた赤ちゃんを抱っこしながら、ベビーカーも持ち運ぶ・・・
なんて事も出てきます。

ベビーカーが軽くなる事で、おでかけでの負担が軽くなり、買い物や散歩にも
気軽に行けるようになります。


おなかを床につけたまま移動する、ずりばいを始める赤ちゃんもいます。

この頃から、キッチンやバスルームなど、危険がある場所に移動させない為のベビーゲートを
準備しておくとよいでしょう。

1階・2階のあるお家では、階段の手前や階段の登り切った場所にベビーゲートを設置しておくことで、事故や転落を防ぐ事ができます。

体:豆腐くらいの固さのものを食べられるようになります。

食べ物を上手に飲み込めるようになります。
舌と上あごで潰すような動きをするようになったら、次のステップに進みましょう。

食べ物の固さは絹ごし豆腐くらいが目安です。
きちんと飲み込めているかどうか、赤ちゃんの口の動きを見ながら確認し、食べ物の固さを調整します。

離乳食は、1日2回が基本となり、栄養の10%から30%を目安にします。
離乳食は、1回目と2回目の間隔を3時間から4時間程度あけるようにしましょう。

おっぱい・ミルクからの取る栄養は、最初90%で、離乳食が進むと70%程度になります。
1日の授乳回数は、おっぱいは5回から8回程度、ミルクの場合は、4回から5回程度が目安です。
ミルクは、1日の総量を1000mlから1200ml程度になるようにします。

個人差がありますが、この時期から歯が生え始める子もいます。
最初に下の前歯が2本同時生えてきて、その後、上の歯が生えてくる事が多いようです。
生える順番も個性というか、バリエーションがあります。



心:ママの言葉や行動に興味を示し始めます。

ママが話しかけると一生懸命聞こうとします。
ママの言葉を「もにょもにょ」という感じで真似てみたり、「ン」・「マ」・「パ」など唇を閉じて発音する音を出せる赤ちゃんもいます。
おもちゃより身の回りのもの、キッチングッズやリモコンなどで遊びたがる事があり、
大人の触ったものや行動に興味を示すようになります。

まだずりばいでの移動とはいえ、赤ちゃんが行動できる範囲が今までよりも広がります。
乾電池や小さいマグネット、硬貨やたばこなど、誤嚥につながるものは、
今まで以上に注意する必要があります。

また、赤ちゃん用のおもちゃでも、破損して小さな部品が飛び出してしまうと、誤嚥につながります。
おさがりのおもちゃなどは特にそうですが、新品のおもちゃでも、初期不良という事もあります。

赤ちゃんに与える前に破損がないかチェックするようにしてください。



心:人見知りをする子が多くなってきます

ママやパパなど、身近な人への愛着心強くなり、知らない人を見たり、抱っこされると泣き出したり、無表情になったりするなど人見知りをする赤ちゃんが多くなります。

慣れない場所では、ママから離れない場所見知りや、夜泣きが盛んになる子もいます。