生後6~7ヶ月 赤ちゃんとのコミュニケーション

産後6-7カ月赤ちゃんとのコミュニケーション 産前・産後
この月齢の遊びのポイント

・水で自由自在に遊べる体験をさせよう
・気分を切り替えるのも遊びの一つ
・絵本の読み聞かせはママ、パパも楽しんで

水遊びは五感を刺激
形がない水は、自分の動き次第で、色んな遊びが出来ます。パシャッとはねたり、シャワーになったり、自在に姿を変え五感を刺激してくれるでしょう。赤ちゃんの心も解放されます。

パパの手から水鉄砲

おすわりが安定していたら、家庭用のプールの水の中でパパの両手を組み、手をギュッと合わせると水がピューッと飛び出します。赤ちゃんにとって、不思議な動きで、おもしろい遊び。

水面をリズムよく叩く

ベビーバスや家庭用プールに水を張り、水面をペチペチするだけでも楽しいです。
音や感触が五感を刺激して楽しめます。
また、ジョウロで赤ちゃんの手や体に水をかければ興味津々。
シャワーの水がかかる感触が楽しく喜びます。

家庭にあるスポンジを使ってマジック

家庭用のスポンジをママの手のひらに、小さくギュッと握って「いないいない」の掛け声の後、
手をパッと開き、「ばぁ!」でスポンジがポンと飛び出す遊び。 
これも赤ちゃんにとってはとても楽しい動きです。また予想してそれが合っていると、赤ちゃんは楽しいのです。

■水遊びの注意点■
・体調、気温、水温をチェック
楽しい遊びも、いちばんは赤ちゃんの体調が大事。目安として、気温が25度以上、風がない日の10~14時ごろに遊ぶと良いでしょう。
水温は28~30度くらいが好ましいです。熱中症や紫外線対策のために直射日光が当たらないようにして下さい。

・水遊び中で遊ぶときは、絶対に少しも目を離さないで。
赤ちゃんは深さ数cmの水でもおぼれます。家庭用のプールは浅いからと安心しないで下さい。また、おすわりが出来ると過信するのも危険です。
おふろやプールの底はつるつるとしており、態勢を崩しやすいものです。
水のある所に連れていったら、ほんの少しの間でも絶対に目を離さないで。

・遊んだあとも注意を払って
長時間遊ばせるのも、この時期は控えましょう。20~30分くらい遊んだらおしまいに。
疲れた様子や体が冷えたりしていたら早めに切り上げて、温かいシャワーを当てて体を温めましょう。髪や体をしっかりと乾かし、水分を補給をしたら、昼寝など、ゆっくり休息をとりましょう。

赤ちゃんの喃語や泣きに、親が言葉にして応えてあげること、これもコミュニケーションです。

赤ちゃんが泣きだしたり、声を出して要求を伝えることも増えます。これは成長の証しです。
ただ何を求めているのかわからず、ママが困るときもあるはず。赤ちゃんが泣いている理由がわからないことも。「そうね~そうなの~」「うん 。うん」などと応えてあげながら様子をさぐりましょう。 対応しているうちに原因がわかる事もあります。
あるいは、わからなくても、ママが話しかけながら対応していく事で、赤ちゃんは、言葉の力がついていく以外に信頼感が増し親子関係をよりよいものにします。 
同時に、赤ちゃんのコミュニケーション意欲も育まれるでしょう。

切り替え遊び

赤ちゃんが泣きだしたり声を出して伝えようとした要求が分からなかったら、赤ちゃんの環境や具合が悪くなければ、気分を切り替えるのもコミュニケーションになります。手を洗ってみたり外気に触れたり、気分転換させましょう。
見える景色を変えたりするのも有効です。五感を刺激するのがポイントです。

絵本で物語

絵本の読み聞かせで重要なのは一字一句間違えずに読むことではなく。また上手に読むことでもなく、絵本をおもちゃにして、親子でコミュニケーションをとる感覚で楽しみましょう。
絵本を選んで、赤ちゃんの前に出す際、絵本が登場するのを演出しても楽しいです。
赤ちゃんの興味を引きつけるための演出です。
絵本がトコトコやってくるイメージで楽しく登場させてみるのもGOOD。  
登場する人物や動物になりきり顔の表情も作りオーバーめに読むと興味を示し、伝わりやすくなります。絵本を話に合わせて動かしたり、トントンたたいたりしても。五感を刺激するでしょう。
絵本は、そこから広がる世界を自由に楽しめるアイテムです。
上手に読もうと意識せず、ママ・パパが感じるままに、言葉や表情を加えながら赤ちゃんとコミュニケーションをとりしましょう。