生後3~4ヶ月 赤ちゃんとのコミュニケーション

産前・産後
この月齢の遊びのポイント

    ・触れ合いながら表情遊び
    ・やわらかいものを握ってみよう
    ・体全体でやさしい動きを感じさせたい

 赤ちゃんと一緒に遊ぶのがますます楽しくなる時期。 
 軽くて握りやすいおもちゃを持たせると、振ったり回したりして遊びます。
 口に持っていったりもするので、安全なものを選びましょう。 
 また、ガーゼなどの端を持たせると、ギュッと引っ張るので、
 ママと引っ張りっこをしても楽しいでしょう。
 公園など散歩に連れていって、自然にも触れさせるなど好奇心を刺激し五感を育てましょう。
 ねんねの時は、ユラユラ抱っこや背中トントンで寝かしつけましょう。

・ママ・パパ百面相

 赤ちゃんの感情が顔の表情に出てきて、あやすと声を出して笑うことも増えます。
 また、相手のいろいろな表情や、しぐさにも興味を示します。
 ママが頬をふくらませ、顔を赤ちゃんに近づけます。
 たまに舌をべえ~と出したり、表情を変えてあげます。
 あっぷっぶやベロベロベーなど、ママ・パパのいろいろな表情を見せてあげましょう。
 ママ・パパが笑顔を向け、あやし、お世話をすることで、
 赤ちゃんは愛されている事を感じていきます。 
 その実感は、その子が生きていく上で、大きなエネルギーになるはずです。

・手遊び にぎにぎ遊びと握る遊び

 どの月齢になっても、発育に合った遊びをする事が、赤ちゃんにとってはとても楽しいことです。
 この頃は、握る力がついてきているので握る遊びが楽しいころです。
 ぜひ、握りやすいものを選んで握らせてあげましょう。
 ガーゼハンカチなどやわらかい素材でまずは、チャレンジ。 
 ガーゼハンカチやミニタオルの端を赤ちゃんの手が届くか、届かないかくらいの所まで近づけ、
 ぎゅっと握らせてあげましょう。おもちゃにも、タオル地のにぎにぎが売っています。
 安全なおもちゃなのでママも安心です。
 グーで握る事で、指先の力を育みます。
 握る遊びが出来るようになったら、今度は軽く引っ張りっこをしてみましょう。
 ちゃんがガーゼハンカチやミニタオルを握る反対側を、
 ママ・パパが持って少し強く引いたり、力を弱めたりして遊んでみましょう。

・たかいたかいの低いバージョン。

 首が座って、しっかりしてきたら、たかいたかいなど、
 体を動かす遊びを少しづつ始めてみましょう。 
 まだダイナミックな動きは出来ないので、低いバージョンで、ゆっくりとやさしく、
 動かしてあげると赤ちゃんも喜びます。 
 ママ・パパの顔の位置くらいまでの高さで行いましょう。 
 赤ちゃんの脇の下をしっかり支えて持ち上げましょう。 
 この時勢いをつけずにゆっくりと。早い動きは禁物です。

 抱っこした体勢からでも、遊びが出来ます。 力のあるパパにおすすめの遊びです。 
 腕を左右にやさしくスイングさせたり、腕は動かさず、しゃがんだり立ったりしてみましょう。 
 力があり、大きく抱っこができるパパの体遊びは、赤ちゃんも安定感があり、
 ママとはまた違った楽しみ方ができます。
 赤ちゃんの心をわしづかみ出来るはずです。  
 また、この遊びで体の動きに興味を持ち、自分の体の部位への認識へとつながります。   

・のんびりお散歩をして、五感への刺激をあたえましょう

 外に出るだけで楽しいのは、赤ちゃんの五感が刺激されるからです。
 とくに午前中の散歩はお天気が安定しやすいのでおすすめです。
 赤ちゃんの世界を広げてくれ、木や花虫や鳥を見つけ、指をさしたりして、
 話しかけながら散歩しましょう。ママの気分転換にもなります。
 抱っこの向きもたまには、前向き抱っこをして、赤ちゃんの視界を広げ、
 自由にまわりを見せてあげて下さい。
 また、音を意識するのも非常に良いです。
 この頃は音に関心があるので、散歩のときに聞こえた音を、声かけしてあげましょう。