体:伝い歩きが上達し、たっちが出来る子もいます
伝い歩きが上達すると、手を離して移動してみたり、背筋が伸びて足をしっかり持ち上げて
移動するようになります。
何かにつかまらなくても、自分の足の力だけでバランスがとれるようになると、
たっちが出来るようになります。
足の筋肉が発達し、体を足全体で支えてバランスをとれるようになっていきます。
最初の頃は、バランスがとりにくく、しゃがみこんでしまう事もあります。
たっち・あんよが上手になってきたら、外歩き用のファーストシューズが必要になってきます。
歩き始めの赤ちゃんの足に合った靴を選ぶようにしましょう。
1歳前後の赤ちゃんの足の骨は、ほとんどが軟骨です。
変形しやすく、大人に比べてかかとの割合が小さく、土踏まずが無いため、全身をしっかり
支える事ができず、足の外側で着地し、かかとを浮かせ気味にして歩きます。
赤ちゃんの足や歩き方の特徴を把握した上で、靴を選ぶ必要があります。
・履かせやすい靴
→履き口が大きく開くものがGood。
・ファスナーテープや靴紐でしっかりホールドできる靴
→足の形に合わせてしっかりホールドできるものがGood。
・かかとがしっかりしている靴
→靴の中で足が動かないように固定し、足首を保護できるものがGood。
・靴底が適度に弾力がある靴
→靴底は柔らかすぎても、硬すぎてもNG。靴底をまげて適度な弾力があるものがGood。
・足の指の付け根など、足が曲がる部分でちゃんと曲がる靴
→足の動きを抑制しないように、足の可動部に合わせて一緒に曲がる靴がGood。
・つま先に厚みがあり、反りかえっている靴
→靴の反りかえりは、つまずきを防止するので反りかえっている靴がGood。
体:指先がさらに器用になり、ふたなどの開け閉めが出来るようになります
手や指の動きがさらに器用になり、ふたの開け閉めなどもできるようになります。
この月齢くらいの時は、利き手の概念がまだなく、左側にあるものは左手で
右側にあるものは右手で・・・といった感じで、両手を使う事が多いです。
利き手がはっきりしてくるのは、4歳から5歳頃といわれています。
心:ほしいものを指でさしたり、おしゃべりをする子もいます
欲しいものを指さしてみたり、声を出す事で、取ってほしいとアピールします。
ダーダーダとか、マーマーマーなど特に意味のない言葉でおしゃべりをするようになります。
一方で、言葉には意味がある事を理解し、「ください」や「どうぞ」「いただきます」など
簡単なやり取りができるようになります。
言語の発達は個人差が大きく、1歳ごろに意味のある言葉を話すようになる子もいれば
1歳半を過ぎた頃から話し出す子もいます。
言語を理解しているようならば、そのまま様子を見ていて大丈夫です。
心:食べ物の好き嫌いや食べムラが出てきます
食べる事ができる食材や量が増える事で、食後のおっぱいやミルクを飲まなくなったり
好き嫌いや食べムラが目立ってくる子がいます。
食べ物をグチャグチャにして遊びながら食べる「あそび食べ」をする事もありますが、
いずれも一時的なものなので、心配する事はありません。