生後11ヶ月~1歳0ヶ月 みんなの疑問 Q&A

生後11-12カ月みんなの疑問 産前・産後
離乳食を、かために調理すると便秘ぎみになります。

A:この頃の離乳食は、歯ぐきでつぶせる、バナナのかたさが目安です。 
  便秘の予防には、食材をやわらかくするよりも、水分を多めにとるほうが効果的です。 
  また柑橘類やトマト、きゅうりなど水分の多い食材やスープ煮を与えてみると
  野菜から水分も取れて良いでしょう。
  バターや油などの油脂も、少量取り入れてみましょう。 

好き嫌いが多いです。

A:食べ物の好みが増えてくる頃。 
 パサパサしている食材や、匂いや酸味の強いものなどを苦手とする赤ちゃんも多いようです。
 ただし、その好みは案外短期間で移り変わるもの。
 時間をおいて、目先を変えて数日後にチャレンジしてみましょう。
 すぐに嫌いと決めないで何度も再チャレンジしましょう。

あまり噛んでいる様子がありません。まる飲みしているみたいです。

A:かたすぎて噛めない場合と、逆にやわらかすぎて噛む必要のない場合、
  まる飲みをしてしまいがちです。かたさや大きさを見直してみましょう。
  歯ぐきでかんでもらうためには、食材を角切りにするばかりではなく、
  薄切りや前歯でかみ取る形にするのもおすすめです。
  また、ママが食べているところを見せましょう。 
  そうすると、マネして噛んでくれるでしょう。

小食です。3回食に進めても大丈夫ですか?

A:1日の栄養の70%程、離乳食からとりたい時期です。 
  授乳の量や回数が多すぎたりしてませんか? 果汁やお菓子を与えすぎてませんか?
  離乳食以外の食事の量を見直して見ましょう。 
  小食の子なら、3回目の食事は、ほかの2食の半量くらいから始めるとスムーズでしょう。

風邪をひきやすいみたいです。体が弱いのですか?

A:ママからもらった免疫が切れてくると、風邪などの病気にかかりやすくなるものです。
  また、外出が続いたり、疲れがたまると風邪の誘因にもなります。 
  生活全般を見直すことも必要です。 
  また、保育園などで集団生活をしている赤ちゃんは、次々に病気にかかることもあります。
  病気を繰り返すことで、体が強くなっていくという面もあります。
  発育の過程ですので前向きに捉えましょう。
  あまり心配なようでしたら、病院で相談しましょう。

最近、身長が止まって、伸びていないけど大丈夫ですか?

A:この時期は、身長の伸びが緩やかになるのが普通です。 
  身長は一定のスピードで伸びるわけではないので、緩やかに伸びる時期なのでしょう。
  比較的、段階的に伸びていく赤ちゃんもいますので、個人差が大きいと言えます。
  元気で食欲があれば心配はありません。
  発育曲線の帯に沿ってカーブしていて、元気で機嫌がよく、食欲もあれば問題ないでしょう。

よく目をこすります。病気ですか?

A:さかさまつげや、結膜炎の可能性があります。早めに、眼科で診てもらいましょう。
  水分の多い赤ちゃんの顔ははれぼったく、まつげが内側に向きやすいため、
  さかさまつげになりやすいです。 
  結膜炎などを起こさないように、目をこすらせないよう気をつけて。

チャイルドシートに座らせると嫌がって泣いてしまいます。

A:赤ちゃんの安全を守るためのチャイルドシートです。
  今日だけは大丈夫だと思わないで、付ける事を習慣づけましょう。
  法律でもチャイルドシートの着用が、義務づけられています。 
  万が一の事を考え、泣いたからといって、あきらめてはいけません。
  チャイルドシートに座らない限り発車させないなど、
  車のお出かけには絶対に必要なものだとわからせましょう。

いたずらばかりするので、困っています。

A:赤ちゃんにとってはいたずらではなく、遊びです。
  大人にとってはいたずらに思えても、赤ちゃんには楽しい遊びなのです。
  まずは危険なものは遠ざけ、安心できる環境をつくってあげましょう。
  安全な環境の中なら、ある程度はのびのび自由に行動させることも大切です。
  赤ちゃんの好奇心と意欲が育つのを見守ってあげましょう。