生後1~2ヶ月 赤ちゃんの成長

産前・産後

:出生時より、身長は約6~7㎝前後伸び、体重も約1~2㎏前後増えて、
体もだんだんとふっくらとした体形になります。体を反らせたり、手足をバタバタと動かすようになり、赤ちゃんの中には、口にこぶしを持っていく子もいます。
生後1ヶ月ごろになると、目で物を追っかける、追視ができるようになります。
首はまだ座っておらず、グラグラしていますが、顔を左右に動かせるようになり、
うつぶせにすると顔を少し横に向けられる子もいます。

基本的には新生児の時期と同様、飲んで寝るの繰り返しですが、
環境に慣れてくるにつれ、起きている時間が徐々に長くなってきます。
しかし、まだ長い時間、まとまって寝ることはできず、
夜間には何度も目を覚ますことがあります。
赤ちゃんの中には、夜4時間以上まとめて眠る子もいます。

おっぱいやミルクが上手に飲めるようになってくるのもこの頃です。
口の周りの筋肉が発達してきて吸う力がついてくるため、
一度にたくさん飲めるようにもなります。
上手に飲めるようになるにつれ、授乳間隔が徐々に開いてきますが、
授乳リズムはまだ整わないので赤ちゃんが欲しがったら飲ませましょう。
夜間に長時間寝ていたら、起こしてまで授乳する必要はありませんので、
目を覚ましたら授乳しましょう。

  :昼夜の区別はまだありませんが、徐々に起きている時間が長くなります。
また、肌の感触や温かさを感覚でわかってくる時期ですので、積極的にスキンシップをしましょう。目に映ったものに注意を向けるようになり、しばらくの間大人の顔をじっと見ることがあります。まだ目の前にあるものに反応し、笑いかけているだけですが、
赤ちゃんが笑っているだけで幸せな気持ちになるものです。
実際には、目から30㎝程度離れた位置にあるものや、色の区別はできませんが、赤や青など鮮やかな色、白黒のコントラストのはっきりしたものが確認しやすいようです。

おなかが空いたときや、甘えたい時など要求によって泣き方に
バリエーションがでてくる赤ちゃんもいます。
甘えていると感じても、抱きぐせを気にせず、いっぱい抱っこしてあげましょう。
また、あまりぐずらない子、ぐずって泣いてばかりいる子など個性も出てきます。

生活リズム:新生児期と同じでこの頃の赤ちゃんは、「飲んでは寝る」の繰り返しですが、少しずつ起きている時間が長くなってきます。
しかし、昼夜の区別はまだ出来ませんので、赤ちゃんのペースに合わせて
お世話するの事が基本です。
ママにとっては、精神的、体力的にもつらい時期かもしれませんが、あと少しの辛抱です。おふろは、ベビーバスを卒業して大人と一緒に入れるようになるので、日中、仕事で忙しいパパも赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ時間ともなります。パパに赤ちゃんの入浴をお願いするときは、入浴の準備や、入浴後のケアなどもパパに覚えてもらうとママもラクになりますね。
また、窓を開けて外気に触れさせるなどの外気浴を始めても良い時期です。
生活のリズムがついてくるでしょう。

外気浴の注意点

生まれてまだ1ヶ月ということで、紫外線などの害も心配されるので、赤ちゃんを直接、日光など日に当てることは避けましょうね。
まずは、窓を開けて外気に触れさせることからスタート!
慣れてきたら・・・
天気の良い日を選んで最初は数分程度から徐々に時間を伸ばしていきましょう。

飲む・食べる:授乳間隔の空く赤ちゃんもいますし、頻繁に欲しがる赤ちゃんもいます。
個人差がありますが、しだいに、おっぱいを上手に飲めるようになってきます。
授乳リズムは整わなくても、それが当たり前の時期なので、欲しがったらあげて下さいね。まとまって寝る時間が増えてきた赤ちゃんは、起こしてまで飲まさなくても大丈夫です。ミルクの場合は 1回120ml~160ml×6~7回、1日合計700ml~1000mlくらいを目安に、おっぱいと同様で、赤ちゃんのペースであげましょう