体
頭のてっぺんを触るとペコペコしていて心配です
A:ひたいの上部にあるやわらかい部分が大泉門(だいせんもん)と言い、
骨同士が完全に閉じていないため、ひし形のすき間が開いています。
そのため、触るとペコペコしていますが、分娩時には、このすき間を利用して
骨と骨が重なり合うようになり、赤ちゃんは狭い産道を通り抜けることが出来ます。
出生後は、大泉門が脳や骨の発達を防げないためのゆとりになります。
およそ、1歳6ヶ月ごろまでに自然に閉じていくので心配は要りません。
おっぱいが十分に、足りているのか分かりません
A:おっぱいを十分に、足りているのかを判断する目安はいくつかありますが、
【1日8回以上飲む】【1日におしっこで6~8枚の布おむつが濡れる】
【1日に3~8うんちをする】【1日平均18~30gの割合で体重が増えている】などの状態が、
確認できれば十分おっぱいを飲んでいると言えます。
毎回30分以上、乳首を離さないなど、気になる点があれば、
体重の増加をチェックして、小児科医や保健師に相談してみましょう。
こぶししゃぶりはやめさせたほうが良いですか?
A:赤ちゃんが、こぶしをしゃぶるのは、感覚の中でも比較的発達している口で、
ものを認識しようとしているからと言われています。
2ヶ月頃からは、指しゃぶりも始まりますが、口の中のものを好きなだけ
しゃぶっていられる状態は、赤ちゃんには心地よいもの。
無理にやめさせる必要はありません。
おっぱいをよく飲み、体重が激増。将来子どもが肥満になりませんか?
A:出生時から1歳までは、人生の中で最も体が大きく成長する時期と言えます。
この時期の体重の増加は自然なことなので、ぽっちゃりした体形だからといって、
大人になって肥満になるわけではありません。
心配せずおっぱいは、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてあげましょう。
お世話
横抱きすると大泣きするので、たて抱きしても良いですか?
A:この時期は、まだ首周りの筋肉が発達していない為、
赤ちゃんは自分で首を支えることができません。
3カ月を過ぎてくると、首がすわってくるので、
それまでは、たて抱きをするのは控えましょう。
赤ちゃんがたて抱きを好むなら、短時間ならたて抱きしてもOKですが、
首がすわっていないときはママの腕や手で赤ちゃんの首を支えてあげましょう。
【その他抱っこの種類】
・カンガルー抱っこ:ママの胸の間に赤ちゃんを包み込むようにして抱っこするスタイル。
・まぁるく抱っこ :胎児の姿勢のように、赤ちゃんの足を折りたたむようにして
抱っこするスタイル。
・タオルでくるんで抱っこ:タオルにくるんで抱っこするスタイル。
そのまま寝かせるときにも便利。
赤ちゃんの額に赤いボツボツができました。どうしたら良いですか。ケアの方法は?
A:新生児~3ヶ月くらいの赤ちゃんは、顔や頬などにボツボツとした湿疹ができたり、
おでこにカサカサしたものがついたりすることがあります。
ボツボツの正体は乳児脂漏性湿疹。
皮脂の分泌が非常に活発なことが原因です。
おふろの時にベビー用の石けんで、やさしく洗い流して清潔を保ちましょう。
昼夜が逆転しています。いつまで続きますか?
A:生まれてから2ヶ月くらいまでは、睡眠のリズムが安定しなく、夜中に何度も起きたり、
昼夜が逆転している赤ちゃんも見られます。
ママやパパは大変ですが、3ヶ月を過ぎると少しずつ夜まとめて寝る時間が増えてくるので、
一時的なことだと思って、乗り越えていきましょう。
心
泣くたびに抱っこをすると、抱き癖がつかないですか?
A:【泣いたら抱っこしてもらえる】と赤ちゃん思うことは決して悪いことではありません。
身近にいるママは助けてくれると思い、ママへの信頼や、親子の絆を強めます。
たっぷり抱っこしても、赤ちゃんの発育・発達上何の問題もありません。
赤ちゃんの求めに応じて抱っこしてあげて下さい。
赤ちゃんは、ママに抱っこされるのが大好きです。
抱っこは親子の大切なスキンシップ。心配せずに気にせず抱っこしてあげて。
この時期の赤ちゃんが好きな遊びは?
A:ガラガラなどの、音の出るおもちゃを顔に近づけると、じっと見ようとします。
おもちゃを動かすと、目で追うことも。
おもちゃが近くにない場合は、赤ちゃんは、触られるのも大好きなので、
【抱っこ】【ほっぺをツンツン】【体をやさしくとんとん】【おなかをなでる】といった
スキンシップで遊んであげましょう。スキンシップ遊びは大好きです。
大人と一緒におふろを入ると、なぜか泣きます?
A:広い湯船に慣れなくて、ちょっと怖いのかもしれません。
不安を感じているので、慣れれば問題はないのですが赤ちゃんの体が
不安定にならないように太ももに乗せてあげると落ち着く場合もあります。
そのうちに慣れて落ち着くので心配することはありません。
泣く理由がわからず、困っています
A:赤ちゃんが泣く原因がわからないことは良くあることです。
赤ちゃんに寄り添う気持ちがあれば大丈夫です。
おむつを交換してほしい、空腹などのほか、暑いや寒い、湿疹でかゆいなど、
1つ1つチェックしていって原因を探してあげましょう。
あやしても、あまり反応がないので心配になります。
A:この時期は、あやしてもまだあまり反応がないのが普通です。問題ありません。
赤ちゃんはママやパパからの語りかけやスキンシップなどを受け止めるのに
一生懸命な時期です。心の発達が遅いわけではないので、心配しなくても大丈夫。
2~3ヶ月になれば、うれしい・楽しいといった感情が育ってくるので
あやすとニコッと笑うようになります。