生後0~1ヶ月 みんなの疑問 Q&A

産前・産後

  体  

首が座っていないので抱っこするのがちょっと怖いです

A:首がまだすわっていない、赤ちゃんの頭を手だけで支えようとすると、安定されず頭がグラつきます。横抱きをする時は、ママのひじを曲げたところに、赤ちゃんの頭を固定しましょう。
安定します。たて抱きをする場合は、赤ちゃんを引き寄せ、頭をママの胸にもたれさせましょう。

生まれて間もない赤ちゃんは、抱っこがしにくい

A:腰も首も座っていない赤ちゃんは、ふにゃふにゃしていて、抱っこがしにくいですが、毎日抱っこしているうちに、だんだんと慣れてくるので大丈夫。
ママも肩の力を抜いてなるべくリラックスをし、体全体で受け止めて抱っこしましょう。
赤ちゃんの体をおくるみやバスタオルでくるんでも、抱っこがしやすくなります。

抱っこをしすぎて、けんしょう炎になりそう

A:赤ちゃんの首やおしりを手首だけで支えると、手に負担がかかってしまいます。
赤ちゃんとママの体を密着させると、体全体を使って抱っこができるので、けんしょう炎を予防できます。外出などで、長時間抱くときは、抱っこひももおすすめです。

手足が冷たい時があるけど、どうすればよいですか?

A:赤ちゃんは、手足の血管網がまだ十分に発達していないため、手足が冷たくなることはよくある事です。
腕の前側やすねのあたりが冷たくなければ、とくに体が冷えているわけではありません。
また、病気などのサインでもないので、心配しなくても大丈夫です。
新生児期は、1日のほとんどを布団の中で過ごすので靴下をはかなくても基本的に大丈夫です。
冬の時期に外出しなければならない時は、靴下をはかせて防寒しましょう。

泣き声が小さいのは元気がない?

A:赤ちゃんの泣き声には個人差があります。
一般的には、体の大きい子の方が、泣き声も大きい傾向にありますが、声の大きさだけで、元気かどうかは判断できません。おっぱいやミルクをよく飲み、機嫌がよくて、体重が順調に増えていれば、心配はありません。

うんちの色が気になります。

A:赤ちゃんのうんちの色は変化していきます。
生後3日ぐらいの胎便と、3~7日くらいの移行便の色は黒っぽい色をしています。
その後、母乳の場合はやまぶき色のような黄色。ミルクの場合は薄めの黄色になります。
ときどき胆汁色素が酸化されてビリベルジンになり、うんちが緑色になることがありますが心配いりません。基本的には生後1ヶ月は、黄色くてゆるゆるの水っぽい状態でおむつにつく程度の少量しか出ません。
1ヶ月を過ぎると、新生児のころに比べて、やや緑がかった黄色になり、ゆるゆる状態に変化。
2ヶ月を過ぎると、茶色に近い黄色のうんちになってきます。
多少匂いもするようになります。
このように、うんちの色は黒っぽいうんちから緑色、やまぶき色へと少しづつ変化します。

赤ちゃんが手足をバタバタと動かすのはなぜ?

A:赤ちゃん特有の動きで、赤ちゃんの意思で動かしているのではなく、脳の中枢神経の発達によるものとさせています。
赤ちゃんの中枢神経系は未完成なので、手足をスムーズに動かすことができず、複雑で不規則な動きになってしまうと考えられています。

赤ちゃんの目はどのくらい見えていますか?

A:生まれた時から目はある程度見えていますが、はっきりとはまだ見えません。
目の前にあるものがぼんやり見える程度と言われており、視力にすると、0.01~0.05くらい。
30㎝前後の距離(授乳時のママと赤ちゃんの距離)は見えています。
3ヶ月の終わりまでに、動くものをゆっくり目で追うようになります。

 お世話   

授乳後、げっぷが出ない時があります。どうしたらいいですか?

A:授乳中、おっぱいやミルクと一緒に、空気も飲み込むため、授乳後は背中をトントンして出来るだけ、げっぷを出させてあげて。ただし、げっぷが出にくい子、吐き戻しやすい子、げっぷをしても、吐き戻しする子。など個人差が大きいので、あまり気にすることはありません。
げっぷが出ないときは、吐き戻しがのどに詰まらないように、仰向けに寝かせることを避け、横向きに寝かせましょう。背中にタオルなどを当てておくと、良いでしょう。

おふろに入れるとき、市販の入浴剤は入ってもいいですか?

A:赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、刺激にも敏感なので、入浴剤は使わない方が良いでしょう。
沐浴は、赤ちゃんの体の汚れを落して、きれいにするのが目的です。
沐浴の間はもちろん、大人と一緒におふろに入るようになっても、入浴剤は、なるべく控えたほうが良いようです。

頭の形が気になります。寝かせるとき、ドーナツ枕は必要ですか?

A:ドーナツ枕は、ねんねの時期に、赤ちゃんのやわらかい頭が、いびつな形になってしまわないように使うものです。
気になる方は使ってみて下さい。枕で鼻や口が塞がないように使用する際は注意下さい。
赤ちゃんがドーナツ枕を嫌うケースもあり、絶対に必要というわけではありませんし、ねんねの時期を過ぎると、自然に頭の形は成長とともに整ってきます。

産後のセックスは、いつからOKですか?

A:1ヶ月健診を待って、産後のママの体の状態をチェックします。
医師からOKが出れば、セックスを再開してもいいでしょう。
ただし、慣れない赤ちゃんのお世話で寝不足になり、心も体も疲れているママも多いようです。
そんなときは、パパに素直に気持ちを伝え、ゆっくりと再開しましょう。

 心  

寝ているときなど、ときどきニヤッと笑うのはどうして?

A:この現象は、「生理的微笑」と呼ばれ、この時期に特有の本能的なものです。
寝ているときなどに赤ちゃんが見せるニヤ~ッとした笑いは、筋肉がゆるんで、笑っているように見えるもので、残念ながら、赤ちゃんの感情や意思とは関係ない、本能的な現象と言われています。癒されますよね。

喜怒哀楽などの感情はあるますか?

A:喜怒哀楽など、複雑な感情は、まだ発達していませんが、生まれたての赤ちゃんでも、
「快」・「不快」ははっきり感じています。
おなかが空いた時、暑い・寒い時など、不快なことは泣くことで表現してママに伝えます。
成長するにつれて、2~3ヶ月ごろからおっぱいを飲んだ後に満足そうな表情を浮かべたり、
あやしてもらって、喜んだりするようになります。
しだいに複雑な感情が発達していきます。