生後0~1ヶ月 赤ちゃんとのコミュニケーション

産前・産後
この月齢のポイント

・体を触れてママ・パパ大好きに
・親子をつなぐ笑顔と優しい語りかけ
・安らぎを感じる抱っこで心地よく

 この頃の赤ちゃんは、特別なおもちゃはあまり必要ありません。
 安らぐのはママやパパのやさしい声やスキンシップ
 皮膚の刺激にも敏感で、やさしく触れられたり抱っこされたりすると、
 赤ちゃんは心地よい気分になります。
 また、大人が赤ちゃんに話しかけるときに自然に発する、
 少し高くてやさしい声も大好き。
 「おっぱいおいしい?」「上手に飲めたね」 とたくさん語りかけましょう。
 「おむつを替えて、さっぱりしようね」「おふろに入ろうね」と
 これからするお世話を口に出してみるのもおすすめです。
 赤ちゃんと触れ合ううちに、自然を親子の信頼感が生まれます。

 赤ちゃんの顔にやさしく触れて

 このころの赤ちゃんは、皮膚の刺激に敏感で、やさしく触られたりすると、
 心地よさを感じています。
 ほわほわした赤ちゃんの顔を触れたり、抱っこをしたりすることで十分愛情が伝わります。
 また、優しく話しかけながら、指でやさしくリズミカルにあちこちタッチしてあげることで、
 親子の信頼度も自然に育っていきます。注意としては、つめで肌を傷つけないようにしてね。

 目と目を合わせてゆっくり話しかけて

 目と目を合わせて、赤ちゃんをよ~く見て下さい。これが、親子関係のスタートになります。
 どこを見ても愛くるしく、ずっと眺めていたくなる赤ちゃん。
 子どもをよ~く見ることは今後も大切なことです。
 体のほんの少しの変化にも、気づくでしょう。
 耳は、生後すぐでもよく聞こえます。
 ゆっくりと優しく話しかけてもらうことが大好きなので、
 ママ・パパの自然に出てくる高めの声で話しかけましょう。

 ゆっくり揺らしてリラックス

 横抱きでやさしく腕の力を抜いて抱っこ。包まれるようにやさしく抱っこされると、
 赤ちゃんは、心地よさや安心を皮膚を通じて体全体で感じます。
 静かにゆっくり揺れながら、その心地よさの中で、やさしい歌や静かな音楽を、
 耳にすることはほどよい刺激になります。

 抱っこに慣れないうちは、緊張するかもしれませんが、腕の力を抜いて
 赤ちゃんを揺らすというよりも、自分が左右にゆっくり揺れる感じで、
   包み込むように抱っこを。
 心地よさを感じて赤ちゃんの気持ちも落ち着きます。

 歌はママ・パパの声でも良いです。
 このころは、激しい歌や曲より、やさしい音色が好きで受け入れやすいころ。
 赤ちゃん向けでなくても、ママ・パパが好きな歌でも大丈夫です。

 ママ・パパの笑顔を見せる

 ママ・パパの笑顔を見せるだけでも赤ちゃんにとっては、
 この先ずっと、愛されている実感や、安心感を与えます。
 やさしい顔から感じとり生きるエネルギーになるはず。笑顔をいっぱい見せてあげましょう。

 毎日忙しいパパも、朝の出勤前にいっぱいスキンシップをしてね。
 やさしく顔や体に触れなでなでして、「行ってきます」と声をかけてあげましょう。

 抱っこしてあやすのは、結構体力が要ります。寝ながら、楽なたいせいで抱っこ。

 ママ・パパが仰向けに寝て、おなかに顔を横向きにして乗せてみて。
 おなかの上に赤ちゃんを寝かせるように抱っこ。
 首がすわっていないこの時期なので、顔を横向きに寝かせてあげましょう。
 体が密着することで赤ちゃんが安心感を感じるとともに、
 自分のおなかの上にいる赤ちゃんへの愛おしさが感じられます。
 親子の絆を感じるこのスキンシップは、ママはもちろん、
 実感がわきにくいパパにもおすすめな遊びです。

この時期の遊びの注意をチェック 

・首をしっかり支える
・強く揺らしたり、大きく体を動かさない
・大きな激しい音や声で驚かさない
・大泉門を強く押さえないように
・寝ている周囲に口や鼻をふさぐ恐れのあるものを置かない