出産予定日はいつ? 出産予定日に向けての準備

産前

出産予定日とは、最終月経日から数えて280日目のことをいいます。
出産予定日がわかると、妊娠週数もわかるので体調の変化を予測し、それに合わせた生活の見直しができますね。

最終月経の始まる初日を0週0日として、7日で1週と数えたものが妊娠週数です。
出産予定日は、妊娠0週0日から数えて280日後(40週0週)になります。

一般に、妊娠22~37週未満の出産を「早産」といいます。
おなかの痛みなど早産の兆候がある場合は、医師の指示のもと子宮の収縮を抑える薬を服用したりして経過を見ます。

37~42週未満の「正期産」を過ぎて、42週目以降の出産を「過期産」といいます。
早く出産したほうがいいと医師が判断すれば、陣痛促進剤の使用や帝王切開が検討されます。

正期産でないお産の場合は不安かもしれませんが、必要な場合は医師が適切な処置を行ないます。
気持ちをゆったり持ちましょう。

出産予定日といっても、実際にその日に出産する割合はとても低いです。
あくまでも出産の目安ですので、時期が前後しても不安になることはありません。

出産予定日を知っておくとできる対策
出産予定日はあくまでも「予定」日ではありますが、たくさんのメリットがあります。
出産前には様々な準備があり、出産予定日に向けて準備することができます。

・環境の準備
飲酒、喫煙習慣、体重管理や仕事など職場環境など

・食生活の見直し
きちんと栄養をとっていないと、赤ちゃんの発育に影響します。
神経質になる必要はありませんが、できるだけいろいろな食品をバランスよく食べることを心がけましょう。

・入院準備
妊娠8ヶ月ごろになったら、いつ入院してもいいように持ち物を準備しましょう。
たいていの病院では、出産準備品のリストがあります。
荷物は大きなバッグにまとめて目の届くところに起き、家族にも置き場所を把握してもらいます。

入院中の物はしっかり準備しても、忘れやすいのが退院時の準備品です。
退院する際のチャイルドシートや抱っこひもなど、家に帰るまでの準備も忘れずに。

家族の予定の確認もしておこう
臨月になったら、いつお産が始まるかわかりませんので、遠出をしないようにします。
出産予定日が近づいてきたら、パパはできるだけ仕事から早く帰るようにしましょう。
上の子がいる場合、出産予定日前後の育児サポートはどうするか、早めに家族で話し合っておくことも大切です。

臨月:36週0日~39週6日
早産:22週0日~36週0日
正期産:37週0日~41週6日
過期産:42週0日~

里帰り出産について
里帰り出産は、実家近くなど安心できる環境でお産に臨める反面、場合によってはパパの立ち会い出産が難しかったり、退院直後の生活が父子別々になりパパが育児に参加しにくいなどの一面もあります。夫婦で納得のいく形をあらかじめ決めておきましょう。

里帰り出産を希望する場合は、早めにかかりつけの医師に伝え、病院のリサーチをはじめましょう。
その際、必要書類も確認しておきます。

地域によっては妊娠初期にお産の予約が必要な場合もあるので、何ごとも早めの準備を心がけて。

医師と相談しながら妊娠34週ごろまでには帰省をします。
移動の際は、なるべくからだに負担がない交通手段を選びましょう。

里帰り出産のスケジュールの例

妊娠2~4ヶ月ごろ
・夫婦でお産の予定について話し合う
・かかりつけの医師に里帰り出産希望の旨を伝える

妊娠4~5カ月ごろ
・病院のリサーチをはじめる
・場合によってはお産の予約をする

妊娠6カ月ごろ
・転院手続きをする
・転院先の病院で一度健診を受ける
・妊娠初期のお産の予約時に受診が必要な病院もある
・かかりつけの医師に帰省スケジュールの相談をする
・入院グッズの準備をする

妊娠7~8カ月ごろ
・出産予定の病院に転院する
・入院グッズ、ベビー用品などの荷物を実家などに送る
・帰省直前に健診を受けて紹介状をもらう

妊娠9カ月ごろ
・遅くとも妊娠34週までに実家に帰省する
・帰省後すぐに出産予定の病院で健診を受ける