【先輩ママが教える】新生児の沐浴方法を徹底解説

産後
  • 沐浴の最適な温度がわからない。
  • 沐浴のときに洗う順番ってあるの?
  • 沐浴の前に準備することって何がある?

初めての出産を前にして、正しい沐浴方法がわからないと悩んでいませんか?

沐浴方法には温度や頻度などの気を付けなければならないことがあります。

私は、ふたりの女の子を育てる現役保育士のママです。
先輩ママとして、新生児の正しい沐浴方法を皆さんにお伝えして、
少しでも沐浴で失敗するママを減らしたいという想いがあります。

この記事では新生児の沐浴方法について、先輩ママの視点で徹底解説します。

この記事を読むと、失敗しない安全な沐浴方法が分かります。

結論は私が考えた「沐浴で失敗しないための4つのポイント」を取り入れてもらうことです。

沐浴で失敗しないための4つのポイント

1.新生児を沐浴させる目的は身体を清潔に保つため

産後1ヶ月の間、赤ちゃんは大人と同じ浴槽に入れてはいけません。
これは、新生児はまだ免疫力が弱く、外部から細菌やウイルスに感染しやすいため。
新生児専用のベビーバスで、身体を丁寧に清潔にしてあげることが重要です。

また、沐浴は赤ちゃんと親との大切な触れ合いの機会。
赤ちゃんにとってはママやパパに丁寧に洗ってもらうことで安心感が生まれ、
親子の絆を深めることができます。

新生児の沐浴は健康的な成長に必要なケアの一つとされています。

2.新生児の沐浴の頻度は、基本的に毎日

新生児の沐浴の頻度については、1日1回が基本ですが、
出産後しばらくは、へその緒の傷口が治癒するまで入浴を控える場合もあります。

沐浴ができない日は、お湯に浸して絞ったガーゼなどで体をきれいに拭いて、
着替えさせてあげるだけでも大丈夫。

新生児の皮膚はデリケートで、皮脂腺が未発達であるため、過度の洗いすぎは皮膚の乾燥を招きます。
かえって肌トラブルを引き起こす原因となることがあるので注意しましょう。

3.沐浴のお湯の温度は、37度から38度

一般的に、赤ちゃんの沐浴温度は、37度から38度程度が最適とされています。
ただし、季節によっては適温が異なるため、注意が必要です。
湯温計があれば確認し、ない場合は肘で温度を確認するとよいでしょう。

沐浴中は、赤ちゃんの様子を見ながら、体温が下がらないように注意。
また、長時間入浴させないようにし、入浴中は赤ちゃんに常に目を配ることが大切です。

体温の変化には特に注意して、赤ちゃんがのぼせてしまわないように、
お湯に触れている時間は、10分程度を目安にするといいでしょう。

4.新生児の沐浴に必要なもの5選

ベビーバス

ベビーバスには、様々な種類や形状のものがあります。
自分にあったベビーバス選びが必要となりますので、詳しくはこちらの記事をご参照下さい。

ベビーソープ

ベビーソープは、赤ちゃんのデリケートな肌に優しく、かつ清潔にするために使用されます。
先輩ママが教えるベビーソープの選び方がこちら。

  • 弱酸性かアルカリ性か…肌への優しさを重視するママは弱酸性、汚れや皮脂が気になる場合はアルカリ性を選びましょう。
  • 肌に優しい洗浄力…保湿成分が含まれているタイプは、洗浄しながら肌を保湿することができます。
  • 泡立ちが少ない…泡を立てすぎることで肌の乾燥を招くことがあるので、泡立ちが少ないものや、始めから泡で出るタイプをおすすめします。

ベビーソープには、固形のものや液体のもの、泡タイプのものなどがあります。
メーカーによっても成分や特徴が異なるため、自分の赤ちゃんの肌質に合ったものを選ぶことが大切です。
また、過剰な使用は肌に負担をかける原因となるため、適量を守って使用するようにしましょう。

沐浴布

赤ちゃんの沐浴時には、ガーゼを使用することが一般的。
ガーゼは、柔らかくて肌触りが良いため、赤ちゃんのデリケートな肌に優しい素材です。
入浴時に赤ちゃんの体に掛けると安心してくれます。

バスタオル

沐浴後すぐに体をくるんで、赤ちゃんが湯冷めしないようにします。
ゴシゴシ拭くのではなく、押さえるように優しく水分を取り除きましょう。

着替えの服(肌着やおむつなど)

体温が下がるのを防ぐためにも、着替えの服やおむつは予め準備しておきましょう。
着せやすいように、広げて置いておくのもポイントです。

新生児の沐浴の正しい手順

1.着替えの服・おむつを準備する

沐浴が終わったときにすぐに着せられるよう、着替えの服やおむつを予め準備しておきましょう。
着せやすいように、広げておくとスムーズです。

2.ベビーバスにお湯を入れる

ベビーバスに入れるお湯の温度が適温かしっかり確認しましょう。
お湯の量はベビーバスの1/2から2/3入れます

3.赤ちゃんを裸にして沐浴布をかける

沐浴布があることで赤ちゃんは裸でも安心して入ることができます。
沐浴中に赤ちゃんが寒くならないように沐浴布で体を覆うことで体温を保ちます。

4.顔を洗う

まず洗面器に温かいお湯を張ります。
その後、ガーゼを水に浸して、やさしく絞ってから、赤ちゃんの目や口にかからないように、顔を拭き取るように洗ってください。

最後に、清潔なタオルで顔を拭き取ります。
赤ちゃんの目や口に水が入らないように注意しながら、やさしく丁寧に洗いましょう。

5.頭を洗う

赤ちゃんの頭の洗い方は、手を使ってやさしく頭皮をマッサージするように洗います。
十分に洗い流し、ガーゼを絞って頭の水分を拭き取ります。

6.体を洗う

洗う順番は、首、腕、胸、お腹、背中、足の順で洗うと良いでしょう。
汚れがひどい部分は、指の腹を使ってやさしくこすります。
体を洗い終わったら、十分にすすいで泡などが残らないように注意。

7.水分を取り除く

バスタオルで強くこすったりすると、赤ちゃんの肌に負担がかかるため、やさしく拭くようにしましょう。

まとめ:「沐浴で失敗しない4つのポイント」を意識する

  • 沐浴で失敗しないコツは、「目的・温度・頻度・準備」をしっかり抑えておく
  • 沐浴で失敗しないように、手順に沿って正しく行う
  • 沐浴は時間をかけ過ぎないように注意する

初めての赤ちゃんの沐浴は緊張したり、不安になったりしてしまいます。
だからこそ、事前の準備や手順、目的までを抑えておくことで、
スムーズな沐浴を行うことができます。

沐浴に時間が掛かり過ぎてしまうと、赤ちゃんがのぼせてしまったり、
体調を崩してしまう恐れもあるため、注意が必要です。
また、赤ちゃんの生活リズムのことも考えて、毎日決まった時間に沐浴するのも大切です。

今回お伝えした4つのポイントと手順で、「失敗しない沐浴」を行って下さい。