赤ちゃんが伝えたいことは?赤ちゃんが泣いたときに確認すること

産後

赤ちゃんは泣くことが仕事といわれ、また、しゃべる事が出来ないので、泣くことで意思表示をします。抱っこしてほしい、おなかがすいた、おむつを替えてほしいなど、大人と同様に要求します。

体に異変が起きたときも、泣いてアプローチしますが、普段と違う泣き方で伝えます。
泣きやまないからといって赤ちゃんを放置したり、激しく揺さぶることは絶対にやめましょう。

1~2カ月の赤ちゃんは、夕方になると、数時間泣き続けることがあります。
これを「黄昏泣き」といいます。
おむつや授乳、体の具合などひととおりチェックしても問題ないなら、「黄昏泣き」かもしれません。
黄昏泣きの原因については、今のところ分かっていません。

赤ちゃんが泣いているときは何かを伝えようとしているときなので
泣いている原因を察知して解決してあげましょう。

確認すること

①体温を測り、全身を観察
体温を測り、熱がないかを確認します。
ほかに食欲がない、顔色が悪い、元気がないなど、全身の症状を観察しましょう。

②裸にして肌の状態を観察
発疹や傷などがないかチェックします。
また、脇の下やあご、頭皮など、目につきにくい部位も確認しましょう。
肌を刺激するものがついていることがあります。

③室温、衣類をチェック
赤ちゃんは暑いと機嫌が悪くなりがちです。
背中に手を入れて汗をかいていたら、室温や衣類を調節しましょう。

④おもちゃなどで遊ばせてみる
普段から興味を持っているものや、大好きなおもちゃを見せてもまったく興味を示さないときは
調子が悪いサインかもしれません。

⑤のどの渇きをチェック
赤ちゃんの場合、のどが渇いているときはミルクを欲しがらず、
麦茶や湯冷ましを欲しがることもあります。幼児の場合も水分を与えてみましょう。

⑥綿棒浣腸などで肛門を刺激してみる
おなかが張っている、うんちがかたくて出しにくい、
腸の動きが悪いなどで、大泣きすることもあります。

⑦気分転換を兼ねて家の外に出てみる
普通に抱っこしているだけでは泣きやまなくても、外に出て歩き回ると泣きやむことがあります。
赤ちゃんによっては、車に乗ってドライブすると適度な揺れで泣きやむこともあります。

いつもとは違う泣き方の場合と受診のタイミング

■救急車を呼んですぐにでも受診する
・泣き方がいつもと違い、力なく弱々しくなってきた。
・急に泣くのをやめてぐったりした。
・10分おきくらいに体をよじらせ、悲鳴のように激しく泣く発作を繰り返す。
・頭を打ったあと、激しく泣いて、嘔吐、けいれん、意識障害を起こした。

■夜間でも受診する
・眠っていてもすぐに目覚めて、息苦しそうに泣く。
・耳に手を持っていくしぐさをして泣く。
・熱が38度以上あって弱々しく泣く。

■診療時間内に受診する
・おっぱい・ミルク、離乳食や食事を口に入れると泣く。
・うんちやおならをする前に苦しそうにして泣く。

赤ちゃんの泣き方にも、くせや個性があります。
普段から赤ちゃんの泣き方を観察し、いつもとは違う泣き方かどうかを
パパママが判断できるようにしておくことが肝心です。