赤ちゃんのからだと大人のからだは違う!?

赤ちゃんの体 病気
赤ちゃんの体

赤ちゃんと免疫

6カ月ごろまではママからもらった免疫で病気から守られています

免疫とは、病原体が体に入ってきたとき、悪さをしないように体を守る機能のこと。
赤ちゃんは、ママのおなかの中でもらった免疫と母乳に含まれる免疫によって、
生後6カ月ごろまで病気からある程度守られています。

ママからの免疫に守られている間に、赤ちゃんは自分の免疫機能を発達させていきます。

6カ月ごろにはママからの免疫は消えてしまいますが、
様々なウイルスや細菌に感染しながら免疫をつけていきます。

免疫が切れてから幼児期が終わるくらいまでは病気にかかりやすく、長引きやすいのですが、
これは病原体に感染して抗体をつくるためであり、その時期が過ぎると落ち着きます。

赤ちゃんの病気の特徴

赤ちゃんは病気の進行が速いので、普段から赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。

赤ちゃんの病気の最大の特徴は進行が速いこと。
年齢が低いほど症状が全身に出やすく、下痢や嘔吐、発熱によって脱水症状を起こすこともあります。

大人は脱水状態になると、濃縮した尿をつくることで尿量を減らし、体内に水分を保持しますが、
赤ちゃんや子供の場合、腎臓機能が未熟で、脱水状態でも体内の水分や塩分を排泄してしまうため、
大人よりも脱水症状を招きやすくなります。


いつもと様子が違う、と感じているうちにぐったりとなってしまいますから、
ママパパは普段から赤ちゃんの様子をよく観察することが大切です。

一方、病気の回復が早いのも赤ちゃんの特徴です。

赤ちゃんの心の健康

ママやパパとの触れ合いが、赤ちゃんの心を育てます

ママやパパに抱っこされて安心する。この繰り返しで赤ちゃんの心は育っていきます。
抱っこされる安心感から基本的な信頼が築かれていくのです。

赤ちゃんの心は外部からの刺激を受けて育っていきます。
抱きぐせはよくない。と言われる事もありますが、心の発育という観点からは、
はむしろ積極的につけてほしい癖だと思います。

子どもは大人と比べ、心の悩みが体と直結しやすく、体調不良として現れやすい傾向があります。

抱きしめる、声をかける、見つめるなど、
ママやパパとのかかわりの中で、赤ちゃんの心は発達します。
情緒、言葉、知的な要素など、精神的な部分も体の成長と共に形成されていきます。

一方で、テレビや動画サイトのような一方通行のようなかかわりになりがちなものは注意が必要です。
赤ちゃんが喜ぶからといって見せっぱなしにするのではなく、親子で一緒に楽しむようにしましょう。