家族みんなで体験できる ファミリーキャンプ②

レジャー

前回の第一回では、家族みんなで野外での様々な体験ができるファミリーキャンプの基礎についてお伝えしました。今回は、ファミリキャンプを始めるにあたって、具体的に何が必要になるのか?
こだわりだすと「沼」にハマってしまう、様々なキャンプギア(用品)についてご紹介していこうと思います。

既にソロでキャンプをされている方、全く初めて行う方、ベテランの方など様々だと思いますが、
今回はファミリーキャンプを初めて行う方向けの内容となります。


泊まるキャンプと泊まらないキャンプ

「ファミリーキャンプをする」というと、自然の中で思いっきり遊んで、家族みんなで食事の準備をして、夜には星を眺めながら焚き火をして、テントで寝る。
翌朝は早起きして、朝日を見ながらコーヒーを飲む・・・など、様々なイメージがあると思います。

しかし、キャンプをはじめて行う人には、正直ハードルが高い部分もあります。
例えば、午前中にキャンプ場に到着して、テントを立てる。昼食の準備をする。食後の片付けをする。
子供と遊ぶ。夕食の準備をする。など、子供たちとゆっくり過ごしたいと思っていても、キャンプでは意外とやる事が多いです。

また、土日休みのパパさんが、泊まりでキャンプを行うと、疲労でくたくたになってしまう事も。
運転して、テントを設営して、張り切って食事の準備をして、子供と遊んで、寝袋で寝て、片付けをして、家に帰ってきてからまた片付けをして・・・と、泊まりキャンプは思ったよりも体力を使います。
家族みんなでキャンプをして楽しい思い出を作りながらも、体も労わりたい。

そんな時はまず、泊まらないキャンプ、デイキャンプをしてみてはいかがでしょうか?

デイキャンプは、BBQの延長線のような感じで、テントやタープを立てる練習をしながら、昼は家族でキャンプ飯を楽しみ、ひと遊びしたところで、夕方くらいに撤収する日帰りキャンプです。

ファミリー向けのテントは、ソロモデルよりもサイズが大きい事から
設営には慣れが必要な部分もあります。
はじめてテントを設営したら、1時間もかかってしまった。。。という話もしばしば。

テントの設営だけでなく、食事の準備や片付けなど、キャンプ全体の手際を確認するのに
デイキャンプはおすすめです。

・デイキャンプでテント設営やキャンプ全体の手際を確認しておくと泊まりキャンプもスムーズに

・宿泊しないので、荷物が少ない

・食後の片付けなど、自宅に戻ってからする事も可能なので、子供との時間が多く持てる

・体の疲労が少ない

キャンプに必要な道具 キャンプギア

キャンプをするには、様々な道具が必要になります。
キャンプの道具の事をキャンプギアといい、各社から様々な種類のキャンプギアが発売されています。
昨今では、キャンプ用品店以外にも、100均やホームセンターなどでも様々な場所で、キャンプギアが販売されており、価格も非常にリーズナブルです。

キャンプの楽しみ方は千差万別で、楽しみ方によって選ぶキャンプギアも変わってきます。

例えば、キャンプ飯を楽しみたいという人は、調理道具や調味料入れ、バーナーや焚火台などのギアが中心になりますし、登山やハイキング、散策を楽しみたいという人は、また違うギアになってくると思います。

今回は、一般的なファミリーキャンプ(テントで泊まる・焚き火をする・キャンプ飯を作る)目線で、
どんなキャンプギアが必要になるのかをお伝えしていこうと思います。

ファミリーキャンプで 最低限 必要なキャンプギア

テント泊をするなら絶対必要 テント

泊まりキャンプは、テント泊だけでなく、バンガローやコテージを借りて宿泊する事もできます。
「折角キャンプをするならば、テントで泊まりたい」という方にはテントが必須です。

テントには寝具がありません 寝袋・マット

当然ですが、テントには寝具がありません。
テントで寝るには寝具が必要です。
また、硬い地面にテントを設営するので、寝袋以外にもマットも必要です。

夜は真っ暗です ランタン・ライト

キャンプは自然の中で行うものです。
基本的に電気はありません。

中にはAC電源付きサイトといって、電気が使えるキャンプ場もありますが、
照明を使う為に電気を使うわけではありません。

テント内はもちろん、夕食をとる時にも、トイレに行くときにも照明が必要です。
照明も1つあれば良いというわけではなく、複数必要になります。

食材や飲み物の保管 クーラーボックス

ライト・ランタン同様に、電気がありませんので、冷蔵庫もありません。
キャンプ飯の食材や、飲み物、おやつは、全てクーラーボックスで保管します。

夏場の気温が高い時期ですと、食材を常温で保存すると、食中毒などの原因にもなります。
また、野生動物が食材を狙う事もありますので、クーラーボックスで保管します。

キャンプサイトのベース テーブル・チェア

休憩したい時、食事をとる時に必要なのが、テーブルとチェアです。
キャンプサイトによっては備え付けしてある所もありますが、基本的にはありません。
人数分のチェアと、テーブルを用意しましょう。
また、テーブルも1つだけだと、調理する場所と食べる場所が一緒になってしまい、
ファミリーキャンプの場合、手狭になりますので、複数あると便利ですよ。

キャンプ飯を自炊するなら 調理器具

調理器具は様々な種類があり、どんな料理をするかによって変わってきます。
例えば、炭火で焼き肉をしたいならば、焚火台と網が必要になります。
ご飯を炊きたいならば、飯盒やメスティンが必要です。
カレーを作るなら、鍋・包丁・まな板・・・といった感じで、チャレンジする調理方法によって
準備する道具が変わります。

焚火台またはバーナーで火の管理が出来ます。
ご飯を炊くなら飯盒かメスティンがあれば大丈夫です。
鍋や調理器具に関しては、ご自宅で作る時に使用するものをイメージして頂ければ大丈夫です。

キャンプ用の調理器具は、持ち手が取り外せたり、スライドしてコンパクトになったりなど、収納面で考えられたものが多いですが、ご自宅で使用されているものを持って行っても問題ありません。

キャンプの醍醐味? 焚火台

調理器具のところで少し書きましたが、「キャンプと言ったら焚き火でしょ」という人も多くいます。
多くのキャンプ場では、直火が禁止されています。
直火とは、地面で直接火を起こす事を言います。

直火禁止のキャンプ場では、焚火台を使用して火起こしをします。

娯楽のための焚き火や料理の為の焚き火など、様々なシーンでお世話になると思います。

その他 必要なもの

キャンプギア以外でも、キャンプをするなら必要なものとしては、
・着替え
・衛生用品
・タオル
・虫よけスプレー
・日焼け止め
・救急箱(絆創膏や消毒液など)
・子供用のおもちゃ

一般的な旅行で用意するものに、野外活動する時に必要なものを組み合わせれば、
概ね対応できますよ。

必要なキャンプギア まとめ

大まかに必要なものをお伝えしましたが、キャンプは、楽しみ方によって用意するギアが変わります。
ご自身の家族で、「今回のキャンプでは何をしたいか」という事をメインにして考えると、
用意するものがみえてくると思います。

今回は、テント泊・自炊キャンプ飯・焚き火という目的でピックアップしました。

・テント

・寝袋、マット

・ライト、ランタン

・クーラーボックス

・テーブル、チェア

・焚火台

・バーナー

・調理器具

・着替え、衛生用品、タオル

・虫よけ、日焼け止め、救急箱

今回の記事はここまでです。
次回は、それぞれのキャンプギアについて、さらに細かく触れていき、ファミリーキャンプをするのに
おすすめのギアをご紹介していこうと思います。

楽しい思い出づくりの一環として、ぜひ一度キャンプを試してみてください。