解説! 2022年ベビーカーパーフェクトガイド

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ママ 妊娠~出産を経て、赤ちゃんとの新しい生活が始まります。
1ヵ月健診(生後28日)が無事終わり、少しずつ外出ができるようになってきます。
ここでは赤ちゃんとのお出かけに必要なベビーカーをご紹介します。

まずは基本から!

ベビーカーを選ぶ際によく出てくる「A型」「B型」という言葉。
「A型」「B型」って何?どちらを選んだらいいかわからない!と
悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
それでは「A型」「B型」の違いについて解説してきましょう。

日本ではベビーカーをSG基準に基づいてA型・B型の2種類に分類されています。

A型とは?

新生児期を過ぎて(1ヵ月)から、または首がすわった乳児期(4ヶ月)から使用でき、
最長で48ヵ月までの間で使用期間を定めたベビーカーです。

ベビーカーの種類の中でも最も代表的なA型ベビーカー。
赤ちゃんが座る部分のリクライニングが150度以上となるものがほとんどで、
首の座る前(生後1ヵ月頃)から使用できるのが最大の特徴です。
生後1ヵ月の赤ちゃんを乗せることも考慮して、安全性・機能性が高い点、B型ベビーカーよりも
使用期間が長い点も魅力。
B型ベビーカーよりもA型ベビーカーの方が種類は豊富です。

<A型ベビーカーのメリット>
・ 生後1ヵ月から使用できる
・ 背もたれを倒すとほぼフラットになるため、首すわり前の赤ちゃんでも乗せらせる
・両対面式が多く、赤ちゃんと向かい合って移動ができる
・ 機能性や安全性に優れており安心感がある

<A型ベビーカーのデメリット>
・ 重量があり取り回しがしにくい
・ サイズが大きく場所を取る
・ 高機能のため値段が高い

B型とは?

腰が据わった時期(7ヵ月)から使用でき、最長で48ヵ月までの間で
使用期間を定めたベビーカーです。

赤ちゃんが、しっかりとお座りができる生後7カ月頃から使えるB型ベビーカーは、
A型ベビーカーに比べリクライニング機能が浅く、軽くて持ち運びやすいことが特徴。
B型ベビーカーは重心が後ろにあるので、段差を超える時に前輪を浮かせ易く、
電車の乗り降り時に楽です。
また機能を簡素化させてコンパクトに収納もできるので収納面でも魅力があります。
赤ちゃんが歩くようになると、持ち運びの大変なA型ベビーカーから、
B型ベビーカーへの乗り換えを決める方も多いようです。

<B型ベビーカーのメリット>
・ 軽くてコンパクトだから持ち運びしやすい
・コンパクトに畳めるので狭い場所でも邪魔になりにくい
・ A型ベビーカーに比べると値段が安い

<B型ベビーカーのデメリット>
・ お座りができる7ヶ月頃まで使用できない
・ 背もたれの角度がA型よりも浅い。

★バギーはB型に分類されます。
b型ベビーカーよりも更に簡素化されていて、軽くてコンパクト、持ち運びに便利です。
お値段もグンと安くなりますがリクライニング機能がないものがほとんどです。

進化系!?AB型はA型ベビーカーの進化系(新基準A型)

AB型と呼ばれるベビーカーは、A型よりもコンパクトでA型とB型の良いところを合わせた「規格外のAB兼用タイプ」として、
2000年頃に登場。2004年にSG規格が改定され、これまで「AB型」と呼ばれていたベビーカーは、

「新基準A型」と言われ、
A型ベビーカーに分類されるようになります。

そのため最近では「AB型」という呼び方は、使われないことの方が多くなってきています。

<AB型(新規準A型)のメリット>
・ 生後1か月から使える上に軽くてコンパクトで、最近ではAB型(新基準A型)ベビーカーを選ぶ方が多い
・ 生後1カ月からおすわりできる月齢になってもずっと利用できる
・ 普段は背もたれを立てて利用し、赤ちゃんが眠ってしまったら座面をフラットにできる

<AB型(新規準A型)のデメリット>
・ 他のタイプに比べて高性能・高機能のため値段は高いものが多い
・ B型に比べると重くかさばる
・ 赤ちゃんが大きくなると、動かしにくかったり持ち運びが大変

ここまでのおさらい

①A型ベビーカーは1ヵ月から、B型ベビーカーは7ヵ月からで使用できる月齢が違います。
②A型は1ヵ月から寝かせた状態でも使えますが、B型は座った状態で使うベビーカーとなります。
③A型、B型でそれぞれ使用期間、性能・機能で違いがあります。
④AB型と呼ばれるベビーカーも最近では登場していますがA型ベビーカーに分類されます。
⑤B型ベビーカーは生活スタイルの変化によって2台目用として選ばれることが多い。

赤ちゃんや自分に合ったベビーカー選びのポイントは?

①いつから使いはじめるか

新生児期からなのか、腰が据わった時期からなのか

②ライフスタイルにあったベビーカー

日々の移動手段(車・電車・バス)や住環境などを考えて

③赤ちゃんの快適性やママが安心できる機能 欲しい機能

・走行中も赤ちゃんの顔が見える「両対面式」
・赤ちゃんを地熱から遠ざける「ハイシート」
・紫外線や風を防ぐ「大型幌」
・車輪が360°回転し、対面・背面時もスムーズ
・赤ちゃんへの振動を抑える
・畳んだ時の持ち運びやすさ
・走行性・安定性

④SG基準に合格していること

SGというのはSafety Goodsの略で「消費生活製品安全法」という
日本の法律に基づいてつくられた安全基準のことです。
SG基準をクリアしたものには「SGマーク」がついています。
このマークがついている製品は、製品の欠陥による人身事故が発生した場合、
1億円までを限度とする損害保険がついています。
SGマークがついていることによりベビーカーを選ぶ際の安心材料になりますね。

SGマークの取得は任意また日本の安全基準のため、
必ずしもすべてのベビーカーがA型またはB型に分類されるわけではないので注意しましょう。
海外ブランドなどはSG基準ではなく、CEなどの海外基準でヨーロッパの
安全基準やアメリカの基準をクリアしたベビーカーもあります。

ベビーカーの使用時期や使用環境によって、使い勝手のよいベビーカーは異なりますので
優先順位を決めましょう。