「冷え」は妊婦さんの大敵!体を冷えから守るポイント

産前

多くの女性を悩ませている「冷え」
妊娠中の女性にとって、身体が冷えているといいことはありません。
冷え性や低体温は血流が悪いことが一因で起こります。
身体が冷えているとさらに血流は悪くなり悪循環に陥ってしまいます。

妊娠中に起こるつわりの悪化やお腹の張り、足のむくみやつりなどは冷えが一因になっていることも
あります。
お母さんの身体の末端が冷えていると赤ちゃんは暖かい場所を探して動き回り逆子になる可能性があるとも言われています。

また、冷えが慢性化し血流がどんどん悪くなると切迫早産や難産につながることもあります。

寒い時期の対策

マフラー
首を温めると全身の血行がよくなり、ポカポカに。

マスク
ウイルス感染の予防や、つわり中のにおい対策にも効果的。

手袋
冷えやすい手は手袋などをして対策をする。

腹巻き
赤ちゃんがいるおなかは冷え厳禁です。

5本指靴下
普通の靴下よりも、指を1本ずつ包む5本指タイプのものが良いとされています。

カイロを使う
カイロは部分的に高温になりやすいため、腹巻きの上などに貼るのがおすすめです。

夏場の妊婦さんも注意が必要です
妊娠すると平常時よりも体温が上がり、汗をかきやすくなります。
暑いからといって薄着ですごしていると、思いのほか体が冷えていることがあるので
注意してください。
夏場の外出は汗をかきやすく、冷房の効いた部屋などに入ると体が一気に冷えてしまいます。
暑い日でも、外出時は羽織れるものを1枚持っておくと安心です。

お風呂は40度以下のぬるめのお湯がベスト
妊娠中は体温調整の機能が乱れやすく、血液量が増えているので、お風呂でのぼせやすくなります。
のぼせとは熱い血液が頭部に流れ込んで、めまいやふらつきなどをともなう症状をさします。
とくに初期の赤ちゃんへの高温ストレスは、神経発達に影響を与えるリスクがあるので、
妊娠中は40度以上の熱いお風呂に浸かることや、サウナ、ホットヨガなどの高温の場所は避けるようにしましょう。
妊娠中は副交感神経が優位になる、熱すぎないぬるめのお湯に浸かるのがおすすめです。
滑らないように湯船の中に敷けるマットなどを活用してもよいでしょう。
入浴後は、脱水症状を起こしやすいので、しっかり水分をとるようにしましょう。