生後8~9ヶ月 みんなの疑問 Q&A 産前・産後 2022.06.162023.09.29 離乳食を食べる量が、十分に足りているか心配。 離乳食を食べる量が少ないとしても、この時期は心配ありません。この時期の栄養の中心は、まだおっぱいやミルクですので、あせる必要はありません。 体重がその子のペースで増えているなら、また、日中ご機嫌で元気があるのであれば、問題ありません。食べる量には、個人差があるものです。夜に何度も起きておっぱいを欲しがらなければ大丈夫です。 粒が大きくて固いと、食べてくれません。 そろそろ食べることに慣れてくる頃です。舌と上あごでつぶすような口の動きが見られるのもこの頃です。ですが、無理強いはいけません。離乳食は、赤ちゃんの発育の様子に合わせて、少しずつ進めていければ良いです。まだ栄養の7~9割はおっぱいやミルクから取れています。少しずつ、かたさや粒の大きさに慣らしていきましょう。 離乳食で食べた野菜が、そのままうんちに混じります。 離乳食で食べた野菜や肉など、食物繊維の多い食べ物は、消化機能がまだ未熟ですので、そのままうんちに出る事があります。未消化のものがうんちに出ても、機嫌がよくて元気なら、気にする必要はありません。 離乳食を切り上げようとしても、まだ食べたいそぶりを見せます。 この時期は、まだ消化器官の発達が十分ではないので、食べ過ぎると赤ちゃんの体に負担がかかります。多くても子ども用茶碗1杯くらいに、とどめておきましょう。 それ以上に欲しがるようでしたら、抱っこして気持ちをそらし、落ち着いたらおっぱいをあげましょう。おっぱいやミルクは、好きなだけ飲ませてあげてください。 ひきつけ(けいれん)が癖にならないか心配。 体質により、ひきつけを起こしやすい赤ちゃんもいます。この場合は、医師に相談をしてください。一般的には、急激な熱上昇に伴うけいれん(熱性けいれん)は、通常1回の発熱時に1回だけで、5分以内に治まります。再発率は30~50%、約1/3の赤ちゃんは2回以上繰り返すといわれているように、ひきつけを起こしやすい赤ちゃんもいます。ひきつけを起こしたときは冷静に対処し、その後の対処方法や予防策については、かかりつけの医師に相談しておくと安心です。 頭をよく振ります。これは癖ですか? 頭を振るしぐさをする赤ちゃんは、決して珍しくありません。単なる遊びかもしれませんし、遊びが癖になっているのかもしれません。通常時でしたら問題ありませんが、風邪をひいたあとに頭を振っていたら、中耳炎の心配があります。気になるようなら一度、耳鼻科で診察をしてもらいましょう。 突然、大きな声を出します。 赤ちゃんが興奮して、かんだかい声を出すのは、珍しくありません。まだ言葉が話せないので、赤ちゃんなりの意思表示でしょう。表現したい気持ちがあり、ママに何かを伝えたいのでしょう。優しく話しかけてあげて下さい。これも個性であり、この時期大きな声を出していても、発育が進むとともに、1カ月程度で治まります。心や体の発育上、とくに問題はないので気にすることはありません。 部屋の中にいるときは靴下ってはかせてますか? 基本的には、はかせなくて大丈夫です。 この頃、はいはいや、つかまり立ちなどの動きの邪魔になることも考えられます。もともと赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、靴下をはいていなくても、寒いと感じていません。最近の家は、フローリングの部屋が多くなり、しもやけの赤ちゃんが増えているので、冬の季節であれば、足の裏の温度や足裏の色を見て決めましょう。 ストローで飲めるようになるのは、いつごろですか? この頃から、コップで飲む練習は始めていても良いでしょう。コップで上手に飲めるようになると、ストローも使えるようになるのであせらず、ゆっくり進めていきましょう。 紙パックの麦茶などを、タイミングよく押してあげると、コツがつかめだんだん上手になります。これも、個人差があるので、この頃にできていなくても気にしないで下さい。