生後2~3ヶ月 みんなの疑問 Q&A 産前・産後 2022.04.132023.09.30 目次 体心お世話 体 自分の手をじ~っと見ています A:手をじ~とみる行為を、ハンド・リガードと呼び、 赤ちゃんが自分の体を、発見しているところです。 3ヶ月頃から始まり、赤ちゃんは自分の手を眺めたり、 手を前に組んだりするようになります。 自分の手を見つめることで、自分に体があるということを赤ちゃんが発見するのです。 初めに、目の前にある2つの手に気づき、そのうちそれがよく動くことに気づき、 やがて赤ちゃんは、自分の意思で自分の体を動かすことができることが分かっていきます。 体重は順調に増えますが、身長があまり伸びません。 A:身長の伸び方や体重の増え方には、個人差があります。それも赤ちゃんの個性。 その子なりに大きくなっていれば大丈夫。 同じ赤ちゃんでも、時期によって身長が伸びる時期と、 体重だけが増えたりする時期もあります。 きっと、身長の伸びが緩やかで、体重が増加する時期なのでしょう。 赤ちゃんの個性ととらえて、成長を見守って下さい。 赤ちゃんの健康には、日光浴は必要ですか? A:最近では、紫外線の影響が問題となっており、日光浴はあまり、勧められていません。 昔は、日光浴が必要とされていましたが、現在は母子健康手帳からも、 日光浴の記述は消えています。 オゾン層の破壊によって、紫外線の影響が昔よりも強くなっており、 紫外線を浴びすぎると、肌に悪影響があることがわかってきたからです。 赤ちゃんの肌は大人よりも薄く敏感なので、とくに注意する必要があります。 心 歌を歌ってあげたいけど、どんな歌がいいのでしょう? A:まだ言葉の意味は、わかっていませんが、 赤ちゃんはママやパパのやさしい声が大好きで、歌を歌ってもらうのも大好きです。 童謡などゆったりとしたテンポの歌を歌ってあげてるとよいでしょう。 抱っこしながら、ゆらゆらと歌を歌ってあげれば、 赤ちゃんの心も安らいで落ち着くでしょう。 与えたおもちゃに興味を示しません。 A:たまたま与えたおもちゃが、赤ちゃんにとって興味がなかっただけかもしれません。 または、自分で声を出すことや、ママの顔を見ていることなど、 楽しいと感じることが他にあって、気を取られていたのかもしれません。 特に心配する必要はなく、精神的な発達の遅れでもありません。 時間がたってから、興味を示すこともあります。おもちゃも捨てずに保管しましょう。 お世話 外気浴は寒い冬でもした方がいいですか? A:外には、家の中では得られない、いろいろな刺激があります。日差しや空気や音。 赤ちゃんの心身を刺激し、五感を育てるためにもぜひ外気浴をしてみて下さい。 ただし、赤ちゃんは体温調節が苦手なので、冬は、寒い時間帯は避け、 風のない穏やかな日に、日差しの温かい時間帯(10~14時)を選ぶのがおすすめです。 もちろん、雨や雪が降っている日は外気浴をさけ家の中で遊んであげると良いでしょう。 ねんねする時間がバラバラです。大丈夫ですか? A:新生児のころは、昼夜に関係なくねんねを繰り返すものですが、 3ヶ月を過ぎると、夜にまとめて寝る時間が増え、少しずつですが、 ねんねのリズムが整ってきます。 2~3ヶ月では、まだリズムが整っていなくても不思議ではないので安心してください。 もうしばらくして、リズムが整ってくるので、待ってあげましょう。 赤ちゃんが寝ているときは、おむつ替えは必要ですか? A:なるべく、寝かしてあげたいです。 がしかし、おむつかぶれを考えると、多量のおしっこやうんちの時は、 気づいたら出来るだけすぐに取り替えてあげて下さい。 おむつ替えをしないと、うんちやおしっこの刺激で肌が赤くなったり、 湿疹が出来やすくなったりします。おむつかぶれを防ぐためにも、替る事をお勧めします。 寝ている時は、起こさないように気をつけながら、おむつ替えする方が良いでしょう。 おっぱいをあげている間は、妊娠しないと聞いたのですが本当ですか? A:妊娠しにくいものの、100%妊娠しないわけではありません。 授乳中はホルモンによって排卵が抑えられているため、月経が来ないようになっています。 しかし、お母さんの産後の体調が、妊娠前の状態まで回復して、卵巣が機能し始めると、 本格的な月経が来る前に排卵が起こるので、妊娠する可能性はあります。 おっぱいが張ったりしないけど、母乳は足りている? A:最初は、授乳のたびにおっぱいが張っていたママも、しだいに張らなくなってきます。 これは赤ちゃんの授乳間隔に合わせて、ママの体がおっぱいを作るように変化したためで、 張りを感じなくても、おっぱいは出ています。 赤ちゃんの体重が順調に増えていて、授乳後に赤ちゃんがぐずったりしていなければ、 満足していると考えて良いでしょう。ママの体は不思議と変化していくものです。