お子さまの専用スペース。ベビーチェアについて

産後

赤ちゃんを授かり、半年ほど経つと離乳食が始まる時期になります。
同時に赤ちゃんの体も成長し、自分で座る(腰がすわる)ようになってきます。

ご家庭の環境によっては、ダイニングテーブルや、ローテーブルなどありますが
お食事をする環境によって、ハイチェアかローチェアなど
ベビーチェアの購入を検討するかと思います。

そもそも、ベビーチェアとは、どういうものなのでしょうか?
子供用の椅子(キッズチェア)とは何が違うのでしょう?

今回は、ベビーチェア・キッズチェアについて深堀してみたいと思います。
後半には、おすすめベビーチェア10選も用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。

ベビーチェアってなに?

ベビーチェアとは文字通り、「赤ちゃんの椅子」です。
食事をしたり、遊んだり、自分の場所として認識しながら
パパママとのコミュニケーションを取るのに使います。

赤ちゃんが成長し、自分で食事が出来るように慣らしていくのが離乳食の時期です。
ママが抱っこして食事を与えるという事も出来ますが、手づかみ・スプーン・フォーク・お箸・・・
という感じで、食べ方のスキルアップも必要になっていきます。

ベビーチェアに座らせることで、自分で食事をするという習慣が身に付きます。

椅子にしっかり座ることで安定した姿勢を保ち、足の位置が固定されることで噛む力が発達する。
といったメリットもあります。

赤ちゃんも家族と一緒にテーブルを囲んで食事ができるようになれば、
家庭の食卓もより楽しい時間になりますし、ここがベビーチェアの最大の魅力かもしれませんね。


ダイニングテーブルを使っているご家庭なら、大人と同じ高さで食事のできる「ハイチェア」が便利。ハイチェアは、種類やカラー、デザインも豊富で価格帯も様々あります。
それぞれに特徴や機能があって、どんなものを選べばいいのか悩んでしまいますね。

一方で、ローテーブルが中心のご家庭ならば、「ローチェア」や「ベビーソファ」といった
種類があります。

腰がすわる前の離乳食はどうする?

腰すわり前の離乳食は大人の膝上でもOKです。
必ずしも椅子を用意する必要はありません。

しかし、赤ちゃんの顔を見ながら対面して食べさせたい場合は
バンボなどのベビーソファやベビーラック、ハイローチェアがおすすめです。

ベビーソファの場合、首が据わる頃から使えるものあり、腰すわり前からお座りの練習ができます。
しかし、お子様の体格によっては太ももが入らなくて使えなかった・・・
なんてこともありますので、可能ならばお店で試してから購入しましょう。

また、新生児期からベビーラックやハイローチェアを使用している場合は
背もたれの角度を調節してお座り前の赤ちゃんでも座った状態で離乳食を始められます。
ご自宅の育児環境に合わせて工夫をしてみましょう。

ベビーチェアとキッズチェアは違うものなの?

ベビーチェアとキッズチェア。
どちらも子供が使用するものだという事は、なんとなくイメージできると思います。

ベビーチェアの安全基準で、乳幼児ハイチェアのSG基準というものがあります。
この基準のなかに、36か月までは身体保持機構を装備して使用することというものがあります。

一方でキッズチェアは、一人でも安全に、しっかり座ることができるようになった子ども向け
チェアとして、身体保持機構が必要ない年齢(この場合は3歳以上)から使用できる
椅子の事を指します。

ベビーファニチャーのメーカーでは、腰すわり(7ヶ月)から大人までというベビーチェアも
販売されていますが、これらの椅子は成長に伴い、ガードやベルト類が不要になったら
外してキッズチェアとしてさらには大人用として使い続けられるモデルとなっています。

ベビーチェアは必要?

ベビーチェアは、離乳食期に子供がしっかり座っていてくれる便利ものですが、
使う時期が短いという理由で、大人用の椅子で代用してしまう方もいらっしゃるようです。
しかし、ベビーチェアを使用すると、以下のようなメリットもあります。


1.自分の場所という特別感がある
誰でも「自分だけの場所がある」というのは嬉しいもので、子供も例外ではありません。
自分だけの椅子を持つことで、大事に扱う気持ちや、愛着を持ってくれる良いきっかけに
なるはずです。


2.子供用に設計されているので安心して使える
ベビーチェアに限らず子供用の家具は、角が丸くなっていたり、安全ガードや落下防止ベルトが
ついていたりと、子供が使用することを想定した設計がされています。

大人用の椅子を代用した場合、思わぬところに手指が挟まれてしまったり、目を離した隙に椅子から落下してしまうなど、思わぬ危険が潜んでいることもあります。


3.座って食べるという習慣づけができる
腰がすわるまでの頃は抱っこしたままの食事でも問題ありませんが、幼児期になると、
しつけの観点からもベビーチェアがおすすめです。

食べ飽きてしまったりすると、食事中に立ち上がったり、遊び始めてしまいますが、
ベビーチェアに座って食事をする事で、「今はご飯を食べる時」と教える事もしやすいですし、
食事のマナーやルールを覚える場にもなります。


4.足をつけて食べることがよく噛むことにつながる
大人用の椅子を代用すると、お子さまの足が床に届かないので、集中しづらく落ち着かなくなります。足がぶらぶらしている状態は姿勢が悪くなる原因にもなります。
床に足をつけて食事をすることで姿勢が安定し、噛む力を育てあごの発達やきれいな歯並びにも
つながります。

いつから必要?

ベビーチェアは離乳食が始まる生後6ヶ月頃から、離乳食中期にあたる7~8ヶ月頃を目安に
使い始めるご家庭が多いです。
腰がすわり赤ちゃん一人でしっかりとお座りができるようになってから使用しましょう。

首すわりから使用出来るベビーソファやベビーラックもありますが、
必ず保護者の目の届く所で使用してください。
目を離していた隙にひっくり返ってしまったり、転落する事もあります。

今回の内容は以上になります。
次回は、月齢別のおすすめベビーチェア10選をご紹介したいと思います。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。